【日本の野鳥#17-65】ウズラシギ(Sharp-tailed Sandpiper) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目シギ科オバシギ属

学名 Calidris acuminata

和名 ウズラシギ

英名 Sharp-tailed Sandpiper

 

【分布】

ユーラシア大陸北東部のツンドラ地帯で繁殖。

ニューギニアからオーストラリアで越冬。

日本へは春と秋に渡りの途中の旅鳥として飛来。

群れでの確認例は少なく、単独か少数での記録がほとんど。

 

【生態】

繁殖期には、ツンドラ地帯の苔など地衣類がはびこる低木帯にて生息。

アメリカウズラシギよりも湿地を好む。

オスはディスプレイフライトを行い、縄張りを宣言する。

非繁殖期は、海岸近くの水田、ハス田、入江、川岸の水たまり、干潟似て生息。

食性は動物食。泥の中や水際や浅瀬で貝類や甲殻類、昆虫類を捕食。

 

【サイズ・形態】

全長22㎝ 翼開長36-43㎝。

繁殖羽(夏羽)では、頭頂部がキャップ状に濃い赤褐色。体上面・胸部は濃い赤褐色、背と翼には黒褐色のうろこ模様がある。胸から腹部にかけて黒褐色の斑が密に入る。

アイリングは白。

眉線は白、不明瞭。

クチバシは、先端が黒、基部が肉色。

脚は緑黄色。

翼は、たたむと尾の先端と長さが同じ位置になる。

非繁殖羽(冬羽)では、全体の赤みが薄くなり、白い眉線が明瞭になる。

 

【その他】

類似種:アメリカウズラシギ

本種と比べると、胸と腹部の斑の境界線が明瞭。

本種は、境界線が不明瞭。

 

 

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<ここから鳥の写真>

『ウズラシギ(Sharp-tailed Sandpiper)』

上記のアメリカウズラシギと本種の比較をまず確認しましょう。

2種の比較

◆アメリカウズラシギ

胸の縦斑と腹部の境界線が明瞭。

◆ウズラシギ

そこが不明瞭

グラデーションのように腹部に縦斑が混じりながら白くなります。

 

頭の赤褐色のキャップが特徴

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文末になりますが、もう一方のブログにて、世界平和を祈念して

鳥たちが歌う「We Are The World」を記事にしてみました。

 

よろしければ、ご覧になってください。

「We Are The World」

リンクです。

 

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。