【日本の野鳥#17-17】セイタカシギ(Black-winged Stilt) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

チドリ目セイタカシギ科セイタカシギ属

学名 Himantopus himantopus

和名 セイタカシギ

英名 Black-winged Stilt

 

【分布】

ヨーロッパ、アフリカ、アジア南部を中心に広く分布。

日本では旅鳥または留鳥。かつて迷鳥としてまれに記録される程度の種であった。

1975年に愛知県の干拓地で初めて日本国内での繁殖が確認。

その後、全国的に生息が確認される。繁殖も各地で記録がある。

 

 

【生態】

水田、河口部、湖沼畔、湿地に生息。

食性は動物食。昆虫、エビやカニなどの甲殻類、小魚、ゴカイなどを捕食。

長い脚で水辺を歩き回り、嘴を水中に斜めに差し込み採餌する。

脚が長い分、ほかのシギ類よりも深いところに適応し採餌できる。

日本での繁殖時期は4-6月、4卵生む。

 

【サイズ・形態】

体長(あえて説明:嘴の先から尾羽までの長さ)は約37㎝ 翼開長は約70㎝。

脚の長さは付け根から指先まで約25㎝。

この長い脚が特徴的で、赤または桃色。

クチバシはまっすぐに細長く、黒。

夏羽では頭頂部から後頭部にかけてが黒、冬羽では白または灰色。

オスは背面が光沢を帯びた黒、メスは褐色がかり、頭部は少々灰色がかる。

冬には羽色が夏よりも薄くなり、脚は夏の赤色から桃色になる。

虹彩は赤。

 

【その他】

 

 

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<ここから鳥の写真>

『セイタカシギ(Black-winged Stilt)』

学生時代には、本種が多摩川河口に出たということで、授業をさぼって見に行きました。

そんな思い出のある鳥です。

今では、それほど苦労しないで見ることが出来る鳥になりました。

 

海外でも、東南アジアで湿地帯に行くと概ね見ることが出来ます。

沖縄でも、容易に見ることが出来る鳥といえると思います。

 

脚が長く、赤く、非常にスタイリッシュなフォルムをしています。

白黒のボディーもタキシードのようで、素敵です。

 

これも、ほかのシギやチドリ、サギ類などの水辺に暮らすほかの生き物との競合ゆえに進化した特徴といえます。

少しでも深い場所で採餌が出来るための進化。

その進化の果てが、この美しいフォルムになったんですよね。

 

そんなスタイリッシュな本種をどうぞごランクください。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。