ツル目クイナ科ヒメクイナ属
学名 Porzana fusca
和名 ヒクイナ
英名 Ruddy Crake
【分布】
中華人民共和国東部、台湾、日本などで繁殖する亜種は、冬季になるとインドシナ半島、中華人民共和国南部、日本(本州中部以南)へ南下し越冬。
インドネシア、パキスタン北部からマレーシア、フィリピン、日本の南西諸島、インド西部、スリランカの亜種が留鳥として生息。
4亜種に分類される。
日本には2亜種が生息。
◆P. f. erythrothorax 亜種ヒクイナ
中華人民共和国東部、台湾、日本などで繁殖し、冬季になるとインドシナ半島、中華人民共和国南部、日本(本州中部以南)へ南下し越冬する。
◆P. f. phaeopyga 亜種リュウキュウヒクイナ
日本(琉球諸島)に生息。
◆P. f. fusca
インドネシア、パキスタン北部からマレーシア、フィリピンに生息。
◆P. f. zeylonica
インド西部、スリランカに生息。
【生態】
湿原、河川、水田などに生息。
食性は動物食傾向の強い雑食で、昆虫、軟体動物、カエル、種子などを捕食。
【サイズ・形態】
全長19-23㎝ 翼開張37㎝
上面の羽衣は褐色や暗緑褐色。喉の羽衣は白や汚白色。胸部や体側面の羽衣は赤褐色。
腹部の羽衣は汚白色で、淡褐色の縞模様が入る。
虹彩は濃赤色。クチバシの色彩は緑褐色で、下クチバシ先端が黄色。脚は赤橙色や赤褐色。
【その他】
和名は鳴き声(「クヒ」と「な」く)に由来し、古くは本種とクイナが区別されていなかった。
クイナというと本種をさすこともあった。
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<ここから鳥の写真>
『ヒクイナ(Ruddy Crake)』
幼少の頃、千曲川の河川敷に三日月湖やワンドが残っていたころ、暖かい季節は魚釣りで遊ぶことが多かったんです。
その時に、赤い鳥が、対岸の水辺を歩いていた記憶が鮮明に残っています。
当時は、鳥の名前が分からなかったのですが、赤い鳥という印象が強く残っているんですよね。
鳥を始めてから、その場所に行ったのですが、橋の架け替えや、流れが変わって、すっかり川の様相が変化して、再会には至らず・・・
信州では野尻湖そばの小さな沼で見て以来、出会えていません。
信州北部では、なかなかお目にかかる機会が減っている鳥のように思います。
そんなヒクイナ、関東では出没していれるのですが、クイナ同様、もう、7~8年撮影に至っていないんですよね。
関西ならさらに出会える確率高そうなので
新しい機材で撮影しなおしたいところです。
◆亜種ヒクイナ
◆亜種リュウキュウヒクイナ
※順番的には、次はコウライクイナですが、まだ見たことがないので、スキップします。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。