【日本の野鳥#09-02】コウノトリ(Oriental White Stork) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属

学名 Ciconia boyciana

和名 コウノトリ

英名 Oriental White Stork

 

【分布】

日本、韓国、中華人民共和国、中華民国(台湾)、朝鮮民主主義人民共和国、ロシア南東部に生息。

分布域は東アジアに限られる。また、総数も推定2,000~3,000羽と少なく、絶滅の危機にある。

ロシア極東地方や中国東北部等で繁殖。

中国の長江中流域、台湾、韓国、日本などが主な越冬地。

かつて繁殖していた日本や韓国では、野生復帰事業が進められている。

日本では順調に個体数を増やしている。

 

【生態】

河川・池沼・湿原などに生息し、日本では里山に囲まれた水田や河川のある里地に生息。

成鳥になると鳴かなくなる。威嚇、求愛、挨拶、満足、なわばり宣言等で「クラッタリング」と呼ばれる嘴を叩き合わせるように激しく開閉して音を出す。

食性は動物食。魚類、甲殻類、カエル類、ヘビ類、鳥類の卵や雛、齧歯類、昆虫などを捕食。

 

【サイズ・形態】

全長110-115㎝ 翼開長195㎝。

雌雄同色。オスのサイズがやや大きい。

全身の羽色は白。風切羽・大雨覆は黒。

尾羽は白。

クチバシは黒、基部は赤い。眼の周囲は皮膚が赤く裸出。脚は赤。

 

【その他】

ヨーロッパでは、赤ちゃんはコウノトリが運んで来る。という伝承があるのですが、それはヨーロッパに生息する「シュバシコウ」について語られたものです。

 

日本における野生復帰事業は

2018年、再導入された個体の内、飼育個体が100羽、野外生息個体が144羽の計244羽。

2021年現在は、飼育個体が94羽、野外生息個体が217羽の計311羽に増えた。

 

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<ここから鳥の写真>

『コウノトリ(Oriental White Stork)』

初めて出会ったのは、白馬村。

2010年7月31日

この時は、息子たちのバスケやサッカーの試合の写真を撮りたくて

100-400㎜のレンズを検討していたところだったんです。

 

そんな時、コウノトリが信州に来ているという新聞記事が出ていると

妻から聞いたので、レンズを買って、自宅に戻って

試合までの間、朝暗いうちからコウノトリを探して

撮影した次第です。

 

こんな大きな鳥が、田んぼを闊歩して

次から次へとカエルやイナゴ、ゲンゴロウなどを頬ばる姿を見ながら

信州にも居ついて欲しいと願ったことを思い出します。

 

その後も、2021年現在まで信州では、迷行個体は何度か確認されていますが

いついてはくれていません。

 

いつかそんな日が来ることを願っています。

 

これは香川県で出会ったコウノトリ

国道沿いの電柱で佇んでいました。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。