コウノトリ目コウノトリ科コウノトリ属
学名 Ciconia boyciana
和名 コウノトリ
英名 Oriental White Stork
【分布】
日本、韓国、中華人民共和国、中華民国(台湾)、朝鮮民主主義人民共和国、ロシア南東部に生息。
分布域は東アジアに限られる。また、総数も推定2,000~3,000羽と少なく、絶滅の危機にある。
ロシア極東地方や中国東北部等で繁殖。
中国の長江中流域、台湾、韓国、日本などが主な越冬地。
かつて繁殖していた日本や韓国では、野生復帰事業が進められている。
日本では順調に個体数を増やしている。
【生態】
河川・池沼・湿原などに生息し、日本では里山に囲まれた水田や河川のある里地に生息。
成鳥になると鳴かなくなる。威嚇、求愛、挨拶、満足、なわばり宣言等で「クラッタリング」と呼ばれる嘴を叩き合わせるように激しく開閉して音を出す。
食性は動物食。魚類、甲殻類、カエル類、ヘビ類、鳥類の卵や雛、齧歯類、昆虫などを捕食。
【サイズ・形態】
全長110-115㎝ 翼開長195㎝。
雌雄同色。オスのサイズがやや大きい。
全身の羽色は白。風切羽・大雨覆は黒。
尾羽は白。
クチバシは黒、基部は赤い。眼の周囲は皮膚が赤く裸出。脚は赤。
【その他】
ヨーロッパでは、赤ちゃんはコウノトリが運んで来る。という伝承があるのですが、それはヨーロッパに生息する「シュバシコウ」について語られたものです。
日本における野生復帰事業は
2018年、再導入された個体の内、飼育個体が100羽、野外生息個体が144羽の計244羽。
2021年現在は、飼育個体が94羽、野外生息個体が217羽の計311羽に増えた。
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<ここから鳥の写真>
『コウノトリ(Oriental White Stork)』
初めて出会ったのは、白馬村。
2010年7月31日
この時は、息子たちのバスケやサッカーの試合の写真を撮りたくて
100-400㎜のレンズを検討していたところだったんです。
そんな時、コウノトリが信州に来ているという新聞記事が出ていると
妻から聞いたので、レンズを買って、自宅に戻って
試合までの間、朝暗いうちからコウノトリを探して
撮影した次第です。
こんな大きな鳥が、田んぼを闊歩して
次から次へとカエルやイナゴ、ゲンゴロウなどを頬ばる姿を見ながら
信州にも居ついて欲しいと願ったことを思い出します。
その後も、2021年現在まで信州では、迷行個体は何度か確認されていますが
いついてはくれていません。
いつかそんな日が来ることを願っています。
これは香川県で出会ったコウノトリ
国道沿いの電柱で佇んでいました。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。










