【2018GW#88】モロタイ島野宿(2泊目) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

前回からの・・・続きです

 

<ここから2018年GWのモロタイ島の野宿の写真>

 

ポツポツと当たっていた雨が

我々が小屋に着くと間もなく・・・

 



ここで、FCさんとふたりで裸になってシャワー

豪雨はシャワーに最適‼

 

この調理場をお借りして夕食をガイドたちが作ってくれました

と言っても、蒸しバナナと野菜のソテーのみ・・・

水は雨水を農家の小屋にあったコップなどを軒先に置いて

に屋根を伝っておいてきた水を集めて確保(^^)

 

夕食Kシーン

懐中電灯をPetボトルに反射させてランタン変わりに

(この知恵はインドのMisimiで私が学んできたんです)

マットの上で「スッピン」で寝ます・・・

・・・この夜

大変な数の蚊の襲来に見舞われるとは・・・この時点では予想しきれませんでした

(ある程度は予想しましたが・・・)

 

ここからは写真なし

とにかく、寝ていても

蚊がすごくて・・・

ズボンと長袖では防御しきれず

 

カッパを切ることに

さらにトレッキングシューズも履いて

Tシャツの首を頭の上までたくし上げ

そう、素肌を出さずに寝ようと・・・

耳元の音は防げません

 

それでも、日中の疲れが眠気を・・・

ですが、寝ているうちに、たくしあげたTシャツの首からおでこや顔が出て来てしまいます

すると、その皮膚めがけて「蚊」の襲撃

 

おでこがボコボコ

 

もう、小屋にはいられない‼

 

と思って、雨も上がったので、マットをもって野外に‼と

 

すると、すでにFCさんが「蚊」に嫌気を指して

すでに屋外で寝ていました・・・

 

ですが・・・FCさんの上に黒い影が次々と・・・

そう、FCさんに集まって来る「蚊」を食べに「コウモリ」が集まっているんです

ここで生態系が出来上がっているではないですか‼

 

そして、私も、また、Tシャツをたくし上げて寝ていると

そよそよ風があるときは蚊も寄って来ずに快適‼

でも、風が止まると。。。「ぷぅ~~~~~~~ん」と

月の光に照らされて・・・

Tシャツの生地の向こうで「コウモリ」がうごめいて飛んでいる気配を感じます

 

そんな寝られない一夜を過ごして

明け方…間近に寝落ち

 

結局、かなり蚊にボコボコにされた一夜が終焉に・・・

 

それでも、ヤイロチョウの声を拾おうと鳥見を早朝から・・・

 

その時、AlexとAtengの会話に驚きというか・・・

実は、この斜面の焼き畑・・・数か月前まではジャングル

しかも、この辺で数日前につがいで生息していたオオヤイロチョウは

「狩られて」しまった・・・と

 

農家の主人から聞かされたようなのです・・・

 

つまり、数か月前ならば、この斜面に木々が生え、ヤイロチョウもいたわけです

なぜ、そんなことに。。。???

 

一つは畑にして、香辛料(この辺はクローブ)の生産で生計を立てる

さらに、もう一つの違法伐採の理由は、家族にスマホを買ってあげたくて

森を切り開き、現金収入を得るために森が減る・・・

(実際に電波がかなり脆弱なこの島の若者はかなりの率でスマホを持っていました)

 

実際に、違法伐採⇒放置林という場所をいくつも見ました

(ハルマヘラ島でオオヤイロチョウの撮影に成功した場所も数か月の間に森が無くなっていました)

 

そして、ヤイロチョウの気配も感じることが出来ずに

朝食・・・スイカとまずいトウモロコシ・・・のみ

 

ここで、事件が・・・

現地ガイドのAlexの脚が大変なことに‼

 

この写真を覚えておいて・・・と以前書きました

我々の案内中、森の中でもこの足だったんです・・・

 

この足に‼ こいつが噛みつきました‼

Alexの顔が汗だく

体も震え・・・

ですが、ここからが・・・

「このムカデをすりつぶして傷口に塗ると治る」

え????

もはや現代医学では通じない世界の話に・・・

 

ちなみに、下山して

病院に行って帰って来てからも。。。

街の呪術師が、注射して来た足の包帯を取り去って

薬草を傷口に塗って、お祈りをささげる

という・・・黒魔術的な民間療法に。。。

 

ま、この何も見せてくれず、無用なキャンプを強行させた現地ガイドAlexは

最後に下山時、お荷物になって。。。ほんとこんなこともあるのかと。。。

(メインガイドのAtengは「靴を買え」と市場で言ったようですが。言うことを聞かなかったんだそうです)

 

スーツケースを預けた家までは島の周回道路をとぼとぼ歩いて向かったわけです

ターゲットBirdの成果が何もない。。。野営2泊・・・終了

 

荷物を預かってくれたお宅で

水浴びと食事をご馳走になって

モロタイ島を去ることに・・・何しに来たのか???

 

FCさんの名言・・・「下見」

 

港ではこんな兵士も

ガイドのAtengがおやつの差し入れ

これは・・・美味くなかった。。。というか不味かった

帰りの船は、生乾きの洗濯物を潮風で乾かしました

 

で、ハルマヘラ島に戻り

同じ「ピンク」の宿と

ピンクのレストランで夕食

 

ここは美味しい‼

2日ぶりにまともなご飯とビール‼

朝ご飯も同じレストランにて

 

で、車で数時間。。。

テルナテ島に向かう船の港について

ボートで

何故か、エンジンは「Nike」・・・笑えます

 

もう、帰国モードの荷物

 

テルナテ島~ハルマヘラ島へ移動

ハルマヘラ島でお土産を買うために市場へ

前にも記事にしましたが

こんなびっくり素材も売っていました

 

さすがにこれは土産に出来ないので

別のものを買い込んで

いざジャカルタへ

 

ここに来ると文明を感じます

空港ラウンジで旅を振り返りながら

この旅の有意義さを語り合いながら・・・

なたFCさんが2度目の名言「モロタイ島は下見でしたね・・・」

 

「下見」ということは・・・また行くということになる・・・んだよな

 

でも、あの森の失われている速度を感じると。早く行かないと森が無くなる・・・そんな恐れも感じているわけです

(FCさんが初めてハルマヘラ島に行った7年ほど前には、「この平地はヤシのプランテーションじゃなかった・・・」  という呟きが気になって仕方がありません)

 

・・・センチメンタルな一言で〆になりましたが、これが現実

スマトラ島沖のシムル島の森も同じでしたからね・・・

 

旅日記、お終い

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。