天敵は『人間』 でも、セコムも『人間』 | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

スズメが大幅に減少している

そんなニュースが昨年ありましたが。。。


やはり、ツバメも。。。


私も、ツバメのねぐらの観察をしていて

ねぐらの規模が昔に比べるとかなり小さくなっていることには気が付いていましたし

事実、街中のツバメの巣も少なくなっているな。。。と。


そんなツバメを暦年観察した調査がネットのニュースにありました。



産経新聞 7月16日(水)8時0分配信

かつて「巣を作ると商売繁盛する」などと身近な鳥として親しまれてきたツバメが、全国的な減少傾向にある。民家などの軒下にツバメが巣を作るとひながフンを落とすため、住民らがさっさと撤去してしまう“人害”も一因と指摘されている。そんななか、兵庫県西宮市の市民団体「浜・川・山の自然たんけん隊」が、阪神間で観察会を開催するなど保護活動を展開している。事務局長の粟野真造さん(54)は「ツバメの巣は“フンよけ”を作れば気にならない。ツバメに親しみを持つ心を思い出してほしい」と呼びかけている。(中川三緒)

■阪神尼崎駅では巣3つを確認

 6月21日、阪神尼崎駅(同県尼崎市)でツバメの観察会が行われた。同駅では今年、ツバメが巣を3つ作り、親子連れや地元住民ら約10人が参加した。ツバメのひなを見たことがない参加者も多く、ひなが親鳥から餌をもらう様子などを観察。1日100回近く餌を食べるひなのために、5~10分おきに餌を運んでくる親鳥に驚いた様子を見せる子供もいた。

 参加者の一人で尼崎市の松田ツタエさん(82)は佐賀県の農村部の出身で、子供のころはツバメをよく見かけたという。松田さんは「故郷のことを思い出した。昔はもっとたくさんツバメがいたのにね」とつぶやいた。

 観察会を企画した粟野さんは、「ツバメの生態を知るだけでも、より身近に感じることができる。巣を見つけたら大切に見守ってほしい」と話していた。

 ツバメは、東南アジアで冬を越し、2月下旬ごろから国内で見られるようになる渡り鳥。日本では古くから害虫を捕食する益鳥として親しまれてきた。泥や枯れ草を唾(だ)液(えき)で固めた巣を民家や駅の軒下などに作り、メスは4~7月ごろに産卵期を迎え、一度に3~7個の卵を産む。

■全国的にツバメも巣も減っている

 実は、ツバメが減少傾向にあるとの調査結果は全国各地で報告されている。

 大阪府吹田市のNPO法人「すいた市民環境会議」が平成22年に発表した資料では、同市内のツバメの巣の数は、10年に比べて約3分の1に減少した。中でもツバメが卵を産んだ巣は、10年は263カ所だったのに対して、22年は74カ所に激減した。

 また、自然愛護の精神を育むことを目的に、昭和47年から全公立小学校の6年生が授業の一環としてツバメの調査を行っている石川県の平成25年の調査によると、昭和47年に確認されたツバメは3万3332羽だったが、平成25年には1万3414羽に減少したという。

 粟野さんも、阪神間でツバメが減少傾向にあることを実感している。ツバメの観察を始めた5年ほど前には、阪神西宮駅(兵庫県西宮市)から同尼崎駅の間で、少なくとも12カ所以上でツバメの巣を確認していた。ところが、現在は5カ所ほど。西宮駅付近では4カ所あったが、今では1カ所だけになってしまった。

 日本野鳥の会が平成24年に行った調査では、「この10年でツバメが減った」との回答が約4割にのぼった。このため、同会は「消えゆくツバメをまもろうキャンペーン」を実施し、全国からツバメの目撃情報などを集めて現状を調査している。

 同会によると、ツバメが減少傾向にある原因として「カラスによる影響」や「自然環境が変わり、餌になる虫が減った」などのほか、巣からフンが落ちることを嫌って「人による巣の撤去」もあげられている。

■次々に日本の原風景が消えていく…

 昔は、「ツバメが巣を作ると商売繁盛する」といわれ歓迎されてきたが、現在ではひながフンを落とすことを嫌がって、せっかくできた巣を撤去する人も少なくないという。

 こうした“フン害”に対して、粟野さんは「“フンよけ”などを作れば気にならない」と指摘する。作り方は、巣から50センチほど下に段ボールや板を設置するだけ。また、不用になった傘を、柄の部分を上に向けて巣の下にぶらさげると、簡単なフンよけになる。

 今年、阪神尼崎駅に作られた3つの巣には、同駅駅員が金属製のフンよけを設置し、ツバメを温かく見守っている。阪神電鉄は、駅構内でツバメの巣を確認した場合は保護する方針で、構内に巣があることを張り紙で示して乗客らに注意を呼びかけている。

 今月も西宮市でツバメの観察会を実施した粟野さんは、「自然とのつながりが希薄になっている今だからこそ、昔のようにツバメが巣を作ることができる環境を、今一度見直してほしい」と話している。

 かつては身近な動物として親しまれてきたトノサマガエルが、環境省のレッドリストに「準絶滅危惧種」と指定されるまでに減っていたことに続き、ツバメも減少傾向にある。環境の激変とともに、日本の原風景が次々に消えているようだ。


実は、数年前、とある宿泊施設で

ツバメではなく、コシアカツバメでしたが

集団で営巣していた場所がありましたが

見に行ったときに唖然。。。

経営者が変わったのか?

糞を嫌がるクレームがお客様からあったからなのか?


十数個あった巣が、全部落とされて、土色の痕跡だけに。。。


カラスは生きるため。。。

そのカラスから逃げ延びるために、あえて人を利用しようと

人に近づいて営巣しているツバメたちの

人に対する「信頼」はこうもあっさり裏切られるのです。


上のネット記事にもあるように「ツバメ」が巣を作ると「繁盛」「繁栄」するというのは

人の出入り=商売がうまくいっている 人気がある店、お宅 である象徴ということで

そういう「やさしい」人の集まる場所=天敵を追い払ってくれる 

そのツバメの期待が、商売繁盛のバロメーターになっていたというのは

昔から続いていたことなんです。


そんなツバメ。。。この時期SAやコンビニの入り口などで雛たちが顔を上げている姿を見ることもできます。(もう最後の子育ての終盤でしょうが。。。)

糞避けや、「この上にツバメがいます」という看板やコーンを立ててあったり、やさしい人の気持ちのあるところに、ツバメも集まることでしょう。


東京でも、大塚駅の商店街の駐車場の中に毎年子育てする1組がいます。

下の車の人は、段ボールを置いて糞避けして今年も巣立ちが確認でいたようですよ。


でも、泥がどこから持ってきているんだろうか???


都会の子は物件選びよりも、材料選びも大変なのかも。。。

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<ここから野鳥の写真>

三宅島の鳥見旅No22

今回は『亜種オーストンヤマガラ(Varied Tit)』

2日目も会えました^^


何とか写真になったので^^

この鳥もリベンジ成功としておきましょう~


この色。。。やはり基亜種と大きくかけ離れているので

「種」扱いでもいいのでは???と思いますが


DNA分類がどうなのか?

DNAが離れていても

また習性やさえずり、求愛や繁殖行為に差異があるか?

その辺で判断されるらしいですが。。。


この子の結果は?

第8版では種になるのか?亜種になるのか???


茶色のヤマガラ^^

日焼け君と呼んであげてください^^


やっぱりカラ類はかわいい

もちろん、正面顔もありますよ~

基亜種のヤマガラと比べて正面顔の可愛さはどうでしょうか???













ハイ!!  正面顔(^v^)


スズメ目シジュウカラ科

学名 Parus varius owstoni

和名 亜種オーストンヤマガラ

英名 Varied Tit



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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。