アダムスミスについて考える・・・3 | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。


またまた続き


国富論の大事なところ・・・重商主義への批判

についてです。


当時、輸出して金銀などの貴金属が国に入ってくることを「富」と考えていました。

これが、重商主義です。


つまり逆を言うと、輸入すると貴金属が国外に出て行ってしまうので、「富」の阻むという考えになるわけです。


ですが、スミスは、富は生活必需品があってこそ、それがないことは貧しいこと。

ちょっと便利なもの、ちょっと贅沢すること。。。これを消費財と呼びました。

その消費財こそが「富」であると考えたのです。


輸出して、貴金属を入ってくることはいいことではあるが、それを使って国外からいろいろなモノを買い輸入する。その輸入したモノによって生活費需品や贅沢品などの消費財が国内に入ってくることで、国民は豊かさを感じ、国の富に繋がる。


そういう考え方を説き、重商主義を否定したのです。


自由な貿易、自由な経済活動によって、富が増えていく。

ただし、国内の産業に壊滅的な影響が出ないように、徐々に増やしていく必要性があることも合わせて説いています。

その輸入品を得るためにも、いいモノを作り、輸出して貴金属を得ることに努力したりする相乗的な効果も出てくること。。。それも、利己的な追求・行動が見えざる手によって結果として経済が回っていくことに繋がっているわけですね。


そんな経済論を国富論で説いたのです。


もちろん、現代においては、当たり前のことを説いているにすぎませんし

当時の道徳観や倫理観に基づいて書かれています。

ですから、現代において、たとえば「自由にしておけばいい」という言葉は、やや危険要素を含むことにもつながりかねません。


ですので、この『国富論』以前にスミスが上梓した『道徳感情論』も再度しっかり読まなくてはいけませんね。

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<ここから野鳥の写真>

三宅島の鳥見旅No17

2日目のスタートです。

早朝より鳥見開始です。

民宿は素泊まりですから

朝ごはんを待たずに暗いうちから出発です。

(前夜にチェックアウト済み)


今回は『亜種タネコマドリ』


もう、4回目の登場。。。


2日目も登場してくれました。

近かったのはよかったんですが・・・

あまりに暗い。。。


足環がありますね


調査用でしょうか???





胸の色の境界線が黒っぽいバンドがないので不明瞭に感じますね。


スズメ目ヒタキ科

学名 Erithacus akahige tanensis

和名 亜種タネコマドリ

英名 Jpanese Robin


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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。