このブログは弁護士&FP(お金の専門家)のFPBが書いています。
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脳腫瘍(脳のがん)のはなしです。
脳腫瘍は,脳の細胞がおかしくなって発症する(1)原発性脳腫瘍と,ほかのがんが転移してきた(2)転移性腫瘍があります。

まず,脳に腫瘍(がん)ができると,次の様な症状が出ます。
・頭痛がだんだんひどくなってきた。(朝特に)
・嘔吐の頻度が結構おおい。(ひんぱんに吐いてしまいます)
・手足に力が入らない
・視野がおかしい,二重に物が見える
・無気力など性格以上があると思える
・歩行の障害(歩き方がおかしい)
・会話の障害(話す内容がおかしい、話し方がおかしい,うまくはなせない)
これは,がん細胞が,脳を圧迫したりして,脳の機能を妨害するからです。
このような症状が出てきたとき,脳腫瘍を疑ってみてください。
原発性腫瘍の悪性のものとして,神経膠腫(しんけいこうしゅ)があります。
原発性脳腫瘍の約3割をしめます。
「サイズが小さく,数が多くなければ,脳の転移の8割は治る」2011年出版中川恵一東大病院准教授「がんの練習帳 (新潮新書)」77頁
といわれている脳腫瘍のなかで,膠腫になると,5年生存率は膠腫に分類されるがん全体で38%,悪性度の高い膠牙腫では6%と非常に低くなっています(この数字は2006年出版の中川恵一東大病院准教授「ビジュアル版 がんの教科書」
によっています。
。
膠腫は,周囲の脳に「染み込むように」広がっていき,正常脳との境界が不鮮明で,手術による全部摘出が困難なのです。
>
中川恵一東大病院准教授「ビジュアル版 がんの教科書」より
この悪性神経膠腫は、脳組織内に発生し周囲の脳組織内に浸潤しながら発育することから、脳機能を保持するために外科的手術、術後放射線療法、術後補助化学療法を組み合わせた治療が行われます
従来,術後補助化学療法には、塩酸ニムスチン(商品名:ニドラン)、ラニムスチン(商品名:サイメリン)、インターフェロンβ(商品名:フエロン、IFNβモチダ)が用いられています。
2006年に>テモゾロミドというカプセル製剤が発売され,局所放射線照射との併用及びその後の単独療法、また再発の悪性神経膠腫の治療薬として広く使用されています
さらに,2010年にはテモゾロミドの点滴注射製剤(商品名テモダール)がでました。
これは脳腫瘍のために,気持ちが悪い,嘔吐症状がある,腫瘍の浸潤などによって、飲み込めないなどカプセル服用が困難な人に対して利用されます。
この放射線単独治療による5年生存率が1.9%だったのに対して、テモゾロミド(テモダール)、放射線併用療法は9.8%となっています。
気になる薬価です。
テモダール点滴静注用100mgの薬価は、36,794円/1瓶となります。
身長170cm、体重60kg、体表面積1.65㎡の患者を想定すると、投与に2瓶必要で,
36,794円×2瓶=73,588円
となります。
初発の放射線照射との併用時は、42日間投与するため、
73,588円×42日=3,090,696円/1クールとなり、
薬価で約300万円、3割負担で90万円です。
(以上の計算は抗がん剤治療にかかる費用(薬剤費)より)
※ニドランはもっと安いことは分かっているのですが,現段階で調べきれませんでした。また後日の課題としたいと思います
次に,放射線治療を見ます。放射線治療では,ガンマナイフという機械を使う治療が効果的です。
ガンマナイフは,ガンマ線という放射線を局所に集中させる方法で。実際には、大きなヘルメットのような装置をかぶります。
このヘルメットには201個の放射線源が組み込まれており、病巣に向かって放射線が照射されます。
ちょうど虫眼鏡のように放射線を狭い範囲に集めることができます。
ナイフという名前は、ナイフで切り取るようにスッパリと局所を治療できるといった意味です。(ガンマナイフの説明はがんサポート情報センターより

↑この図すごいですね。きれいになくなってますね。
ガンマナイフは,最北端の北海道の例で見ますと,札幌市中央区にある中村記念病院一つだけで行われているようです(日経2012年1月19日)。

ガンマナイフの費用は15万程度らしいのですが,5回程度治療に通うことになり(がんになったら手にとるガイド
によれば短期間の入院でもいいとのこと),北海道に一つということになると,交通費がバカになりません。
例えば,北海の東側で人口の多い釧路市から札幌にかようとなると,鉄道で片道9000円くらいなので往復18,000円で,5回となると9万円です
こういう細かな費用でがん治療格差が生じないようにしてもらいたいと願います。
【がん記事の志し】
国民の2人に1人はがんになります。
がんは私たちの生活と無縁ではありません。
だからがんとうまくつきあえるように。

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一般社団法人日本放射線腫瘍学会認定医名簿があります。
がん薬物療法専門医会(日本臨床腫瘍学会内)
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脳腫瘍(脳のがん)のはなしです。
脳腫瘍は,脳の細胞がおかしくなって発症する(1)原発性脳腫瘍と,ほかのがんが転移してきた(2)転移性腫瘍があります。

まず,脳に腫瘍(がん)ができると,次の様な症状が出ます。
・頭痛がだんだんひどくなってきた。(朝特に)
・嘔吐の頻度が結構おおい。(ひんぱんに吐いてしまいます)
・手足に力が入らない
・視野がおかしい,二重に物が見える
・無気力など性格以上があると思える
・歩行の障害(歩き方がおかしい)
・会話の障害(話す内容がおかしい、話し方がおかしい,うまくはなせない)
これは,がん細胞が,脳を圧迫したりして,脳の機能を妨害するからです。
このような症状が出てきたとき,脳腫瘍を疑ってみてください。
原発性腫瘍の悪性のものとして,神経膠腫(しんけいこうしゅ)があります。
原発性脳腫瘍の約3割をしめます。
「サイズが小さく,数が多くなければ,脳の転移の8割は治る」2011年出版中川恵一東大病院准教授「がんの練習帳 (新潮新書)」77頁
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膠腫は,周囲の脳に「染み込むように」広がっていき,正常脳との境界が不鮮明で,手術による全部摘出が困難なのです。
>中川恵一東大病院准教授「ビジュアル版 がんの教科書」より
この悪性神経膠腫は、脳組織内に発生し周囲の脳組織内に浸潤しながら発育することから、脳機能を保持するために外科的手術、術後放射線療法、術後補助化学療法を組み合わせた治療が行われます
従来,術後補助化学療法には、塩酸ニムスチン(商品名:ニドラン)、ラニムスチン(商品名:サイメリン)、インターフェロンβ(商品名:フエロン、IFNβモチダ)が用いられています。
2006年に>テモゾロミドというカプセル製剤が発売され,局所放射線照射との併用及びその後の単独療法、また再発の悪性神経膠腫の治療薬として広く使用されています
さらに,2010年にはテモゾロミドの点滴注射製剤(商品名テモダール)がでました。
これは脳腫瘍のために,気持ちが悪い,嘔吐症状がある,腫瘍の浸潤などによって、飲み込めないなどカプセル服用が困難な人に対して利用されます。
この放射線単独治療による5年生存率が1.9%だったのに対して、テモゾロミド(テモダール)、放射線併用療法は9.8%となっています。
気になる薬価です。
テモダール点滴静注用100mgの薬価は、36,794円/1瓶となります。
身長170cm、体重60kg、体表面積1.65㎡の患者を想定すると、投与に2瓶必要で,
36,794円×2瓶=73,588円
となります。
初発の放射線照射との併用時は、42日間投与するため、
73,588円×42日=3,090,696円/1クールとなり、
薬価で約300万円、3割負担で90万円です。
(以上の計算は抗がん剤治療にかかる費用(薬剤費)より)
※ニドランはもっと安いことは分かっているのですが,現段階で調べきれませんでした。また後日の課題としたいと思います
次に,放射線治療を見ます。放射線治療では,ガンマナイフという機械を使う治療が効果的です。
ガンマナイフは,ガンマ線という放射線を局所に集中させる方法で。実際には、大きなヘルメットのような装置をかぶります。
このヘルメットには201個の放射線源が組み込まれており、病巣に向かって放射線が照射されます。
ちょうど虫眼鏡のように放射線を狭い範囲に集めることができます。
ナイフという名前は、ナイフで切り取るようにスッパリと局所を治療できるといった意味です。(ガンマナイフの説明はがんサポート情報センターより

↑この図すごいですね。きれいになくなってますね。
ガンマナイフは,最北端の北海道の例で見ますと,札幌市中央区にある中村記念病院一つだけで行われているようです(日経2012年1月19日)。

ガンマナイフの費用は15万程度らしいのですが,5回程度治療に通うことになり(がんになったら手にとるガイド
例えば,北海の東側で人口の多い釧路市から札幌にかようとなると,鉄道で片道9000円くらいなので往復18,000円で,5回となると9万円です
こういう細かな費用でがん治療格差が生じないようにしてもらいたいと願います。
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