みなし実務研修の取得単位の縮小について | FP754のCFP試験&1級FP試験独学合格対策ブログ

みなし実務研修の取得単位の縮小について

皆さん、おはようございます。
FP754です。

このブログのメインテーマでありますCFP試験。
いよいよ6月試験が、来週に迫ってきました。

日曜日は企画ものです。
本日は、みなし実務研修の取得単位の縮小についてです。


【CFPエントリー研修】

今年6月に実施される平成25年度第1回CFP試験が来週に迫ってきましたが、受験予定の皆さん、最後の追い込みは順調ですか?

今回は、CFP試験合格後のことについて、ちょっとお話ししたいと思います。

CFP試験の出願から合格発表までについては、丁度、FPジャーナル4月号のP57~66に詳しい解説が掲載されています。

試験後のスケジュールですが、各試験の翌月に合格発表があり、CFP試験に全課目合格すると、次は合格者全員に課せられるCFPエントリー研修を受講します。


このエントリー研修は、例年①第1回試験(6月試験)合格者は10月、②第2回試験(11月試験)合格者は翌年3月に実施されます。


エントリー研修を受講後、3年間の実務経験を満たしていれば、必要書類を提出し、①の方は翌年2月1日、②の方は翌年7月1日に晴れてCFP認定されるという流れとなっており、結局、各試験の合格後から
CFPに認定されるまでに、半年間という結構な時間を要します。

この3年間の実務経験という要件ですが、金融機関などにお勤めの方であれば、なんなく要件を満たし、認定されますが、CFP資格とはまるっきり関係のない仕事、生活をされている方は、この要件を満たすために、更にみなし実務研修を受講しなければなりません。

このみなし実務研修は、特に研修を受講する際にかかる費用面が高額で、当ブログでも過去に実情を説明しています。

(1)2009年8月2日記事 「CFPエントリー研修ならびに実務経験、みなし実務研修について」
(2)2013年1月27日記事 「CFP試験合格後からCFP認定までの工程(エントリー研修、3年の実務経験、CFP認定など)」


(1)の中でも触れていますが、3年間の実務経験という要件を満たすためには、これまで「講義2時間=実務経験1ヵ月」とカウントされ、FPジャーナル4月号P84に掲載されている認定教育機関で72時間分の研修を受講しなければならず、その費用は研修費だけで約18万円にも上ります。

ところが、2013年4月1日以降に実施される研修から、「講義1時間=実務経験1ヵ月」とカウントされることとなり、これまでの半分の時間である36時間分で3年間の実務経験を満たすことになりました。

高額となる研修費も、1コース2日間12時間で、29,000~30,000円ですから、36時間では、87,000~90,000円と、これまで半分で済むことになりました。

ただし、みなし実務研修は、東京と大阪でしかやっていませんから、他県にお住まいの方などは、交通費、宿泊費を引き続き負担することになります。



【最後にひとこと】

今回のみなし実務研修の取得単位の縮小のほかに、CFP試験の一部課目合格で、AFPの方の継続教育単位が取得可能になるなど、ここ数年の日本FP協会の活動をみていると、受験代や書籍の値下げなど、特にFP資格の取得を目指す方や会員の費用負担について有利な施策を次々に実行されていて、良い傾向だと思います。