さて、どちらを選びますか?
こんにちは。横浜のFPひろです。
今日から甲子園が開幕しましたね~
っていつもならたいして興味も湧かないのですが、地元の代表は僕の母校の姉妹校。
友人の子供も応援団にいるので、久しぶりに高校野球に注目してます。
さて、今回はちょっと保険のお話。
いきなりですが・・・
保険金額1000万円、払込期間15年という条件で、
Aという保険は月払保険料2500円。
Bという保険は月払保険料28000円。
さて、貴方はどちらの保険を選びますか?
ちなみに総支払保険料を比べてみると・・・
Aはおよそ45万円。
Bはおよそ512万円。
Aの方が安いからA?
そうですね~10倍以上保険料違いますモンね~
差額の25000円を貯蓄に回せば結構貯まりますしね。
じゃあ15年の払込満了後を比べてみましょうか。
Aという保険は満期を迎えて保障は無くなり、戻るお金は0円。
Bという保険は保障として残すなら一生使える状態。もし解約するのであれば、その時点でおよそ580万円が戻ってきます。解約を先延ばしにすればもっと返戻金は殖えていきます。
Aを選べば目先の出て行くお金は確かにウンと少なくなりますので、家計全体のキャッシュフローを良くする事に貢献してくれます。
一方Bを選ぶと出て行くお金は増えますが、その後に保険を続けることも辞めることも選択できる上、辞めるのであれば払ったお金より多くのお金を受取れます。
これは15年間無料で保障を持った上にお金を殖やすことも出来たということになりますね。
Aは使い切りの45万円。1円も戻ってきません。
差額をしっかりと貯めたとしても450万円です。
一方Bは保障が残り、解約すれば580万円以上。
さて、ここでもう一度聞きますね。
AとBどちらの保険を選びますか?
え?B?
そりゃお金が殖えたら嬉しいですもんね。
でも・・・
どっちを選ぼうが正しい選択ではありませんよ。
保険を考える上で必要なのは、『もし本当に万が一のことがあったときに必要とする資金をキチンと確保できているか?』なので。
必要保障額をカバーしてなければ良いも悪いも無いですから。
どうもそこの視点が欠落しているケースが多いように思うんですよね~
大事なところをすっ飛ばして得だ損だなんてナンセンスなんです。
良く『保険は掛捨てが良い』とか『貯蓄性が云々』なんて言いますが、それはそうする理由と目的がハッキリしていればどちらを選んでも良いのですよ。
しかし・・・
世の中の保険屋さんには、目の前の保険料だけを指して『コレが安いからお得です』みたいなことを言ってる人の方が多いんですよね。
勧める側が安さにだけ価値観を見出しているのであれば、それはその人の価値観の押し付けですからね。
いろんな選択肢があり、それぞれのメリット・デメリットを提示した上でお客さんの期待に応える。
大事なところは目先の保険料の高い安いでは無いと思いますよ。
ちなみに例に挙げたのは保険金額1000万円ですから、それで必要額を満たすなんてケースは稀でしょう。
実際に必要保障額が大きければ、当然保険料もその分多く必要になります。
でも・・・
必要保障額を満たしつつ、もっと家計にやさしい保険料で、且つ資産形成も出来る方法って・・・
実は可能なんですけどね。
知りたい方がいればコッソリお教えします(笑)
さて、次回は前にも書いた通り、最近相談が多い『保険の基礎』をおさらいしてみますね。
もう少し掘り下げて考えてみませんか?
こんにちは。横浜のFPひろです。
らしくないマジメな話を続けちゃいましたが、そもそも何でこんな事に興味を持つ様になったかというと、自分が扱う商品がお金だからです。
え?だってお前は保険屋だろうって?
だからですよ。
保険屋の仕事は保険という商品を売ることではありません。
保険金と言うお金をお客さんに届ける事です。
つまりお金が商品。
その商品をじっくり考えるうちに、『そもそもお金ってナンだ?』と言う疑問からお金や金融について調べてみようと思ったのが始まりです。
知れば知るほど奥が深いものではありますが。
このアメブロをはじめ、いろんな場所で同業の保険屋さんやFPさんの意見や考え方を拝見します。
しかし結構違和感を感じることの方が多いんですよ。
時代というのもあるのかもしれませんが、『保険はとにかく安くすれば良い』みたいな感じ。
もちろん考え方は人それぞれですし、人によってはそうすることがベターな場合もあるでしょう。
しかし果たして本当にそれで良いの?と思う事の方が圧倒的に多いんです。
普段から良く知ってるつもりのお金っていう身近なモノ。
それでいて面倒だったり難しいと思って敬遠してるコト。
結構あったりしませんか?
もう少し掘り下げていろんな事を考えてみると、また違ったものが見えてきたりもしますよ。
金融の誕生
こんにちは。横浜のFPひろです。
既に夏バテ気味です(^^;
さて、一番最初にお金として使われたものって何でしょう?
コレは誰もが価値を認められるもので、且つ生活に必要なモノ・・・
つまりお米や小麦、塩などだったようです。
誰もが必要とするので「交換の媒介物」として成立したんですね。
しかし、これらは時間の経過と共に劣化します。
そこで希少性が高く、誰もが欲しがるモノへ移行していくわけです。
そして金属というものが発見され、金や銀がお金として使われるようになります。
金属の希少性が高く、劣化する事も無く、加工も分割も出来るという特徴は、お金に「貯蔵手段」という機能を加えます。
そうして貨幣が誕生します。
日本でも小判や朱銀、銅銭などが使われてましたよね。
コレに信用を与えたのが時の権力者であり、貨幣発行権は国や権力者が持つことになります。
硬貨を良く見てみるとわかりますが、発行してるのは国ですよね。
コレは他の国でも同様なんですよ。
一方で大量の貨幣を所有・保管することに対するリスクもあるので、貨幣を実際に製造する金細工師に保管料を払いお金を預け、その預り証を発行してもらうというビジネスが誕生します。
そのうちに預り証そのものをお金の代わりにやり取りするようになります。
コレが紙幣と銀行の起源となります。
つまり紙幣はお金を預かっているものが預り証として権利を認めたところから始まってるのですね。
そしてそれを発行するのが銀行。
手元にあるお札を確認してみてください。
日本の場合、日本銀行券となってるでしょ?
これも貨幣同様、ほとんどの国がそうなってます。
そして皆が預り証(つまり紙幣)で決済をするようになると、その担保となるお金は銀行の金庫に眠ったままということになります。
そこでこのお金を裏づけとして紙幣を貸出し、その利子を取るというビジネスが発生します。
そしてお金は銀行貸付に基づくものに変身し、お金は銀行から融資を受けたときに作られるようになります。
コレが信用創造といわれるものです。
こうして近代の金融というものが誕生するわけです。
ちなみに当時の紙幣は銀行に持っていけば応分の金と交換することが出来ました。
金本位制度という言葉は聞いた事があるでしょう?
金本位制度は1971年、ドルと金の交換を停止するというニクソンショックまで続きます。
金という物的根拠を失ったお金の発行量は際限なく膨張し、お金そのものが商品となると金融市場は不安定になり、コンピューターの発達とともに世界中を駆け回るようになります。
ってなんだかマジメなお金の授業のようになってしまいました(^^:
続きはまた次回!