騙すのはメディアの方でしょ?
いつの間にか桜も散っちゃって、気がつけば4月も後半に差し掛かり・・・
前回「続きは次回に」などと書いておきながら、10日以上も放置プレーだったり(^^;
まぁ本業の方が何気に忙しく、ブログを書く気力と体力が・・・
今更ながら、ブログを毎日更新し続けるって大変なんだと実感しております。
まぁ間が開きすぎると、書こうとしていたテーマに対するエネルギーも消失してしまうもので・・・
ってな時にタイムリーな事に、しばらくはコレで更新に困らないという素晴らしいネタがやってきました(笑)
騙されない保険だって。
思わず笑っちゃいますね。相変わらず週刊ダイヤモンドは期待を裏切りません(爆)
逆にこの特集がどれだけオカシイかを徹底的に解説していってあげましょう(笑)
ってことでまずは定番の医療保険から。
ごまかしだらけの保険販売
まるで保険会社やそれに従事する者が詐欺師であるかのような見出しですね~
保険会社や金融機関は悪者で、メディアは正義の味方ですか?
医療保険やガン保険は必要ないと言い切るFPさんをはじめとする自称専門家ってのは結構多いんですけど、まず彼等の言い分の一つに高額療養費制度ってのがあります。
これは記事にもある通り、医療費が一定額以上かかった場合、超過分の一部が払い戻される制度です。
医療費の上限は毎月約8万円。これは確かにその通りなんですが、ポイントは医療費が毎月約8万ってところです。ちなみに1年間のうちに高額療養費の請求が4回以上になる場合は多数該当と言ってさらに負担が低くなるようになってます。
が、コレ、医療費の話なんですよね。ちなみに多数該当の話ってどの専門家もメディアも取り上げていませんけどね。
入院や手術によって長期間療養が必要となる場合、治療にかかる医療費の支出だけじゃ済みません。
入院中にかかる食費やリネン代は別に請求されますよ。
また、ご家族がお見舞いに来るのにも支出を伴ったりするでしょう。交通費やらなんやら。
それらも入院によって発生する支出です。
また、療養期間にもよるでしょうが、その間の収入はどうなりますか?
組合健保であれば傷病手当金などもあるでしょう。しかし、それは1ヶ月の収入の6割ほどです。不足する収入も療養によって発生する経済的ダメージなんですよね。
これが自営業であるなら尚更。お休みしている間の収入が途絶えてしまうことだってあるわけです。
入院のリスクを治療費に限定してしまってるところでアウトでしょ。
医療にかかるリスクっていうのは、医療費+それに伴う医療費以外の経済的なダメージなんですよ。
まぁこんな記事を書くメディアも、それに乗っかる専門家も、実際入院や手術の経験が無い、現場を知らない方々なので仕方無いのかもしれませんけどね。
なので、入院時の費用は節約できるなんてアホな事も平気でのたまうんでしょう。
確かに記事にある通り、治療費以外にかかる費用の全てを保険で賄うことは出来ないかもしれません。
が、その経済的なダメージを軽減する事は出来ます。
病気やケガで療養が必要なときって安心して療養に専念したいですよね?
なのに更にお金の心配までしなくちゃならないなんてどうなんでしょ?
そもそも保険ってのは万が一の時の安心を買うものです。
んでもって、その安心の基準ってのは人それぞれに違うんですよね。
そして肝心であるはずのそこは華麗にスルー(笑)
この手の記事はまず医療保険やガン保険は悪いもの、必要無いものという結論があって、その結論に導くような記事と構成になってます。
メディアが得意なドミントストーリーってヤツですね。
保険会社のパンフの記述がクロに近いグレーな表現っていうなら、それはメディアも同様でしょうに。
ホント相変わらずツッコミどころ満載です(笑)
ってことで、しばらくこのネタを続けようと思います(多分・・・続くでしょう)