頭金2割の根拠って?
こんにちは。横浜のFPひろです。
住宅ローンを組むとき「頭金」を貯めてからなどともっともらしくアドバイスしているのを良く見かけます。
それも物件価格の2割が目安なんだとか。
半ば常識のように言われてますが、果たしてそれってホント?
まぁ結論から言っちゃいますけど、2割の頭金は、その昔、公庫で借入するときに物件価格の8割までが融資上限だったんで、その名残りだったりするんです。
つまり経済的な合理性が根拠では無かったりするんですよね。
もちろん借入をするのに頭金は無いよりあった方が良いのは確かです。
ですが、頭金が無くてはダメということではありません。
皆さんも現実に感じてらっしゃる事だとは思いますが、ライフプランにおける住居費用って結構な割合を占めます。別にライフプランを立てて無くても、家計の支出の中でも大きな支出になってますよね。
で、限られた収入の中でやり繰りをしている。もちとん貯蓄も。
僕が暮らす東京近郊に関して言えば、家族向けのアパートやマンションって家賃も結構良い値段なんですよね。なので、頭金を貯めるのも結構大変だったりします。子育て中ならなおさら。
なら、頭金無しでの住宅購入も選択肢の一つとして十分考えられると思いませんか?
だって、頭金を貯めましょうって言っても、その間だって家賃はずっと支出していきますから、頭金用の貯蓄も住居費用の一部と考えればその間の住居費支出は家賃+貯蓄ってことになっちゃいますよね。
で、今の低金利を活かしてってことになれば、早々に住宅購入に踏み切って、ローンの返済を始めてしまうのも方法としてはアリじゃないですか。
また、住宅購入を考えてる方って既に子育て世代だったりしますけど、そもそも住宅が欲しいって気持ちは、家族で一緒に過ごす時間が欲しいってことだったりしませんか?
なら、頭金を貯めている間に子供もどんどん大きくなってきちゃいますし、いざ住宅購入してみたら、家族で過ごす時間なんてあまり無かったりなんてことも起こったり。
住宅購入って、別に家という入れ物が欲しいわけじゃないですよね。
なら、そもそもの目的って違うでしょ?
そこに頭金が・・・なんて余計な情報を入れることで目的を見失わないようにした方が良いですよ。
そして、家計の中で住居費がどうなっていくのか、住宅ローンを組んだとして返済計画は?
そのあたりをキチッと把握するためにもライフプランを立てることは重要だったりします。
住宅購入のためのライフプラン、ご相談は随時受け付けてますのでお気軽にご相談くださいね。
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