金融機関を信用しすぎるのは・・・危険です?
保険を保険料でしか語れないFPはちょっと黙ってろ!
っていうか無責任に保険を語るな!
久しぶりにブログサーフィンなんてして気付いたんですが・・・
中途半端に知識を入れた人ほど始末に終えないものはないですね。
実は先週に書こうと思ってたネタがあるんですが、例の震災でタイミングを逃してまして(^^;
何かというと、保険の見直しをしたい人は6割強もいると言う事実。
なんでこんなに見直しニーズがあるのかというと、まず自分が加入している保険の内容がわからない。
そして可処分所得が減少するなかで、毎月の固定費を少しでも減らしたい。
大雑把に言うとこんな感じですね。(ちょっと大雑把すぎ?)
定期的に保険の事を意識するのは悪くないと思います。
しかし・・・
ここで冒頭に戻ります。
以前から保険は損とか言う方々が多くいらっしゃるのは承知してます。
しかし、本当にそうだと思います?
そもそも保険って損得で語るべきものではありません。当然メリットもあればデメリットだってあります。
ただ、このような話をする方々っていつも大事な視点が抜けてます。
って言うか、加入する時の事、加入中の事は語りますが、肝心の受取に触れる記事をほとんど見かけた事がありません。
保険で一番大事な事は、その保険金や給付金の受け取りです。
ところが・・・
掛捨ての保険は保険料が落ちなければ効力を失うだけですからって・・・
一番あってはならないことをそんな簡単に・・・思わず絶句です。
法人など、保障よりも財務的に保険を活用する場合、わざと失効させる事というのはありますが、個人で保険に加入する場合は目的が保障なわけです。失効中に請求事由が発生した場合、それは一切保障されません。
保険の目的を果たせないという事は、それこそそれまでに支払った保険料の全てが無駄になってしまいますし、最も避けなければならない事態です。
また、貯蓄型は支払えなくなって解約すると、返戻金は払込保険料より少なくなるので損をするとか・・・
別に解約だけが手段では無いんですけどね。
また、会社から死亡退職金も出ると仰いますが・・・就業規定をキチンと確認する事はもちろんですが、大手ならいざ知らず、中小企業の場合、キチンと規定が存在してるかどうかの方が問題ですね。
実際今まで多くのお客さんと面談してきましたが、話を聞く限り、規定に明文化されてるケースの方が稀です。
僕も前職の会社は社員200名以上いるその業界では名前が知れた会社でしたが、規定には全く書かれてませんでしたから。
医療保険にしても同様。保険料を払ったつもりで貯蓄してくださいってそれで何かあったらどうするんでしょう?
医療保険の保険料を貯蓄に回して年間で貯まる金額っていかほどでしょう?
高額療養費があるって良く言われますが、その金額が貯まる前に入院する事になったら?
今健康だからって、来月病気になる可能性はゼロではありません。
貯蓄する事を否定しているわけじゃありませんが、貯蓄だけで全てが解決するわけではありません。
だから保険というシステムが存在するんです。まぁ逆も叱りですけどね。なのでバランスが大事なんです。
ちなみに、実際に入院してみればわかりますが、高額療養費があったとしても、治療費以外にも結構お金ってかかるものです。家計に与えるダメージは決して小さいものではありません。
結局のところ、このような話を平気でする人って実際に保険金や給付金を受取るときのことを知らないんだと思います。だから入口の話だけで判断しようとする。
そう言ってるご本人がどうなろうと知った事ではありませんが、そのような話を真に受けて誤った選択をしたお客さんに対してどう責任を取るんでしょう?
保険商品に関しても、パンフレットに書かれている事が全てではありません。重要な事は約款を読まなければわからない事も多かったりするのですが、おそらく約款なんて読んだ事も無いでしょう。
そう考えると入口の判断だってかなりアヤシイモノです。
よく当社は多数の保険会社の商品を取り扱っていますからと、取り扱い保険会社の数の多さを自慢している代理店さんもありますが、僕の経験からすると、そういったところも取扱商品に精通してるとは言い難かったりしますね。
中立をうたうFPなんてもっとです。だって扱っていないんですから。
もちろん金融機関も商売ですし、中には心無い担当がいる事も承知してます。
しかし・・・それでもやはり餅は餅屋ですよ。
ただし、その担当者の力量にもよりますけどね。
ただ、くれぐれも高い安いなんて安易な考え方だけはしないようにしてくださいね。