必要保障額の落とし穴 | 保険屋FPひろのお金の教室

必要保障額の落とし穴

こんにちは。横浜のFPひろです。


10日ほど前に


★注目!必要保障額の求め方


という記事を書いて、その続きを・・・と言っておきながら10日も過ぎてしまいました(汗)


実は昨日の記事で取り上げた保険特集の記事で思い出したことは内緒です(爆)


ということで、その続編を。


必要保障額の落とし穴


生命保険において、必要保障額は年々逓減していく方が合理的であるという事は、前回の記事でご理解いただけると思います。


では、そもそもその保障額はどうやって決めるのか?


最初にハッキリ言っておきますが、現在の生活を基準にすると思わぬ落とし穴にハマりますよ!


例えば、30代前半くらいの若いご家庭。


まだ子供も小さく、奥様も専業主婦であると仮定しましょう。


現在の生活だけを見れば、何とかやり繰りして多少のゆとりがあったとします。


でも、子供に教育費がかかりだす頃は?


意外と教育費がかかってしまい、ご主人一人の収入では生活が厳しくなったりすることも考えられますよね。


また、将来必要なお金って、なにも教育費だけではありませんよね?


各ご家庭ごとに必要なお金って全く違います。


となると、必要保障額を求めるのには、そのご家庭で、(万が一があろうが無かろうが)将来どのくらいの経済的準備が必要であるか?を考えなくてはならないと思いませんか?

今を基準にしてしまうと、今のままで良いのか悪いのか?


必要生活資金が不足した場合、その不足分をどう補うかというところは全く考慮しないと言う事になります。


将来は共稼ぎで乗り切る

今は共働きのご家庭も珍しくありませんよね。

その場合も、奥様がアルバイトやパートで良いのか?


それともフルタイムで働かなくてはならないのか?


5年後、10年後にはどのような生活環境が考えられるのか?


とても大事なところが抜け落ちてると言う事ですよ。


本来、保険の話だけでなく、そのご家庭にとって必要な経済的な準備というのはキチンと考えなくてはならない事です。


将来のことをしっかり考えて、暮らしやすい環境を作る


その為に必要な準備は今から考えておく


その上で、万が一があった場合、その暮らしをどう守るのか?


保険を考えるという事は、生活を考えるという事です。


まさか、「一般的にはこのくらい必要ですよ」なんて言われてそれで決めてませんよね?


必要以上に保障があるなら、それは保障過剰で余計な保険料を払ってると言う事になりますし、保障額が不足していれば、万が一が本当になってしまった場合、その保険では役に立たたない。


どんな生活をするのか、いくらお金が必要なのかは100組のご家庭があれば100組とも違います。


ライフプランや生命保険というのは、各家庭ごとにオーダーメイドで考えなくてはならないんですよ。


そして、基準は「今の生活」でいくら使っているか?
ではなくて、

「その家庭は将来いくら必要としてるのか?」

です。

もし、そのあたりを深く考えてなかったとしたら・・・


良く見直しておいた方が良いですよ。


お手伝いが必要であればお声かけください(笑)