元本と利息の関係に注目~ | 保険屋FPひろのお金の教室

元本と利息の関係に注目~

こんにちは。横浜のFPひろです。


台風一過!急に9月らしい過ごし易い日になりましたね~

外を歩いていても快適快適(笑)


さて、住宅ローンの話についてちょっと続きを。


金利の話が出たので今回はそこをもう少し掘り下げてみましょう。


住宅ローンをこれから借り入れようとする人、また既に返済を開始している人も金利の話には敏感。


しかしよく見てみると、気にしてるところがビミョ~に違います。


僕は何度かこのブログでお伝えしてますので、いつもお読みいただいてる方はもお分かりのことと思います。


そう、気にするところは金利では無く、利息と元金。


それをちょっと例を挙げて見てみましょうか。


元金4000万円 ボーナス無しの35年払


固定金利3.26%と変動金利1.075%(変動は2.475%ですが、全期間1.4%優遇として計算してます)で比べてみましょう。


まず固定金利 3.26%


月々の支払額  159,803円 

総支払額  67,117,058円


次に変動金利 1.075%


月々の支払額  114,318円

総支払額  48,013,475円


多くの人は固定金利より変動金利を選んだ方が月々45,485円、総支払額で19,103,583円支払額が少ないというところに注目しちゃいます。

これを読んでるあなたもそうですよね?


でも、本当に気にしなければならないところはソコじゃありません。


大事なのは支払額ではなくその内訳です。


まず固定金利  159,803円のうち


元本 51,136円

利息108,667円


次に変動金利  114,318円のうち


元本 78,484円

利息 35,883円


どうです?毎月の支払は固定金利のほうが多いですが、実は元本返済は変動金利を選んだ方が早く進んでるんですよ。


もし固定金利でも支払に問題無い方が変動金利を選んで、その差額を繰上返済したとすると・・・


固定金利を選ぶより年間86万円も元本が少なくなるんです。


確かに変動金利は将来金利上昇があるかもしれません。

しかし借入残高(元本)が少なくなれば金利上昇の影響って少なくなるんです。


変動金利と固定金利の差は2.1%ありますが、仮に金利上昇したとして一気に2%も金利が上がるなんて事はどのくらいの可能性で起こるでしょう?


更に言えば、金利水準が同じになったとしても借入残高が少なくなっていれば、支払額は当初から固定を選ぶよりも少なくなりますよね。


何故なら


利息=借入残高×金利


ですから。


どうです?こうしてみると良くお分かりになると思います。


固定金利と選択するという事は、金利上昇を先取りすることと同じ。

つまり潜在的に起こりえる可能性を、わざわざ顕在化させてしまう事だということになりますよね。


もちろんだからと言って変動金利にしなさいといってるわけじゃありません。

何を選択するのかは個人の自由ですから。


でも、変動金利は危険という通説に流されて、良く考えないままに固定金利を選択するのではなくて、どちらも中身を良く理解した上で選択してみてはいかがかな?と思うわけです。


良く変動金利を選択したら、世の中の景気動向を気にしなさいという方もいらっしゃいますが・・・


それもちょっと大げさなお話です。


何故なら金利の見直しは半年に1度。


毎月気にしていなければならないものでもありませんから。


こうしてみるとお金の知識って大事だと思いませんか?


上手に活用する人の手元には大きなお金が残ります。


自分のところはどうだろう?と思われた方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。


今月もやりますよ~


FPひろと金融資産運用アドバイザー@FP中村が贈るお金の無料相談会


【日時】9月21日 火曜日 19時~21時


【場所】JR大崎駅 ゲートシティ大崎 スターバックスセミナールーム


会自体は無料ですが、スタバのお部屋を使わせていただくのでドリンク代500円を別途ご用意ください。


参加申込み・お問い合わせは

FPひろの移動オフィス


090-8946-4575


financialprotection@hotmail.co.jp


当日はローズヒップさん による

『教育費から考えるライフプラン』

も同時開催してます。


そちらにご興味がある方もぜひ!