ガン保険の取り扱いにもいよいよ国税が・・・ | 保険屋FPひろのお金の教室

ガン保険の取り扱いにもいよいよ国税が・・・

こんにちは。横浜のFPひろです。


髪の毛を切って僕そっくりになった息子が皆からカワイイと大絶賛。


『んじゃ俺もカワイイ?』と聞いたら皆の白い目が突き刺さりました。。。



さて、ちょうど1年ほど前に、法人のガン保険の損金不算入のネタを書きましたが、いよいよ国税がガン保険の税務の取り扱いに対して動きだしたみたいですね。


あ!この話題は法人保険に関わる人しかわからないかもしれませんので、ちょっとだけ解説を。


法人で保険に加入する場合、いくつかの目的があったりするんです。


一つは保険本来の目的である保障。福利厚生などで用いますね。


そしてもう一つは財務的な活用。


実際にはそのいくつもの目的を合わせて考えるのですが、財務上の活用法というのは例えば解約返戻金が貯まる(実際に返戻率が90%以上、中には100%というのもあります)を税務上の取り扱い(資産として計上したり、損金として経費で処理したりします)を用いて銀行の口座とは別にキャッシュストックを作るために使います。


中でもガン保険は返戻率が高いが、全額損金(経費)として取り扱いが出来るため、含み資産作りとして逓増定期保険の税務取り扱いが変わった後も法人保険の主流として人気があった保険でした。


それが国税に目をつけられている・・・と、そういうことです。


逓増定期の時と違って過去の契約まで今後の取り扱いを変えるようですね。


実際に通達が出るのは結構先の話だと思いますが、もし現在法人でガン保険を契約している会社は早めに次の手を考えた方が良さそうですね。