商品の比較に意味はありません
こんにちは。横浜のFPひろです。
保険の相談などに乗っていると、
『●●生命の■■と比べるとどうでしょう?』みたいなことを聞かれることが多々あります。
また、マネー雑誌の特集やWEBサイトなどを見ても、人気保険ランキングとか商品を比較している記事が氾濫していますね。
更に、実際の募集現場においても同様な事が多々行われています。
これは国内生保、外資系生保問わずにです。
国内生保はいろんな特約をてんこ盛りにして、『こんなに充実した保障は画期的』みたいに、お客さんどころか募集している本人にすらとても覚えきれないくらいの特約のオンパレードで、大して約に立ちそうに無い保障を画期的と自画自賛。
外資系生保は国内生保の掛捨て特約全否定で、『そんな保険にお金を払うのはもったいない』というパターン。
僕に言わせれば
どっちもどっち。どうでも良いです
以前から言っているように保険商品自体には良いも悪いも無いのです。
それがお客さんの役に立つのか?目的に合っているのか?
それだけですから。
車に例えてみましょうか?
例えば5人家族でレジャーに使いたいのに、いくら高性能でもフェラーリやポルシェは買いませんよね?
サーキットなんかで走りを楽しみたいのにランクルみたいな4駆は買わないでしょう?
そしてその両者を同列に比較したりしませんよね?
でも、そんなナンセンスな比較をするのと同じ事をしてるのが保険の現場だったりするんですよ。
そしてお客さんもそのことに気がついていない・・・
そういう僕も、この仕事を始めたばかりの頃は日本社の商品に対してダメ出しばかりしてたんですけど・・・
どんなモノにもメリット・デメリットがあるように、保険にもメリット・デメリットがあります。
完璧な商品なんて存在しません。
お互いのデメリットだけを強調したところで、お客さんを置き去りにしてしまっては何の意味もありませんから。
また、たまに『保険の無駄を無くせば月にいくら節約できます』なんてのも見かけますが、これにもあまり感心しません。
保険料を安くしましょうなんてのは、ちょっと保険を勉強すれば誰にでも出来る話ですが、そもそも高い安いなんてお客さんが決めることで、これも一見お客さんサイドに立っているようで価値観の押し付けです。
保険を商品だけで判断するからこんな話になってしまうんですね。
独立系FPが中立なんてのも思い込みですよ。
耳障りの良い言葉に反応しがちですが、まずは自分の価値観をしっかり持ちましょう。
その上で自分と同じ方向を向いて一緒に歩いてくれる人間をパートナーとして選んでください。
保険選びは担当者選び
よく言われることですが、これは僕もそう思います。