ベアと定昇 | 保険屋FPひろのお金の教室

ベアと定昇

こんにちは。横浜のFPひろです。


昨日は3月だってのに雪!なんて降っちゃって、回復しかけた腰に厳しい1日でした。

しかも風が強く、傘さしてても全く役に立たず・・・


最近の僕はホントに踏んだり蹴ったりです・・・


さて、年度末になり、次年度に向けての動きも活発になってきた今日この頃。


この時期になると『春闘』という言葉があちこちに踊りますね。


さて、ここで今日のテーマです。


ベースアップ(ベア)と定期昇給(定昇)


サラリーマン(給与所得者)と経営者にとっては、この時期気になる事のひとつではないでしょうか?


ところでこの二つの言葉、良く似た意味なのですが、どう違うか分かります?


ベースアップとは、企業収益が向上に対して労働生産性が貢献しているほど、名目賃金をそれに応じて底上げする、つまり会社が儲かっていれば労働者全体の給与を増額するということです。

逆に収益が減少していたり、労働生産性が下がったりした場合はベアゼロと言う事もあります。


ベースアップにはもうひとつ、インフレに応じた調整機能という側面もあります。

例えば売上が2%向上し、インフレ率も2%であれば、それに応じて賃金も2%アップするといった具合です。


それに対し、定期昇給(定昇)は従業員が1年経験を積み増すことによって得られる生産性の向上からくる賃金の伸びのことです。


例えば基本給が20万円の人がいたとして・・・


ベースアップが2%であれば204,000円

定期昇給が1万円であれば210,000円となり、

ベアと定昇どちらもという事になると214,000円になります。


ココまでは付いて来られてますか?


ところが、最近は中国をはじめとする外国の安い労働力が台頭し、日本の労働者の賃金は高いという風潮となり、一律の賃上げは難しくなってきています。

また、ここ10年以上(厳密に言えばバブル崩壊後の20年)はデフレが続いている為、インフレ対応という意味は無くなったこともベースアップが難しくなっている理由の一つになってます。


トヨタをはじめとする日本の産業界をリードする企業がベアゼロを打ち出してきた事も、お給料が増えない要因の一つになってたりします。


日本のサラリーマンには厳しい時代が続きますね。


え?僕?


僕は今は事業所得者なので、そもそもベアも定昇もありません・・・


しかもサラリーマン(給与所得者)時代は、待遇に関して全く不透明で、賃金格差は社長や役員に気に入られてるかどうかで決まるようなものでした。←典型的なワンマン経営の中小企業に見られるパターンです(怒)


こんな時代だからこそ、お金に関する知識と知恵を身につけなければ、なかなか生活を豊かにするという事は出来ませんよね。


僕の仕事が、そんな皆様へのお手伝いになればと思ってます。


具体的にどんなことが出来るの?という方


一度『お金の事が良くわかる無料相談会』に足をお運びくださいませ。


本日18時半より大崎ゲートシティ内スターバックスにて開催いたします。

興味があるという方は、遠慮なくコメントかプチメくださいね('-^*)/