個人年金保険には入るべきか?
こんにちは。横浜のFPひろです。
回復が遅いのは年齢によるものなのでしょうか・・・
それとも、今回の状態がよほど悪かったのか・・・
思いのほか腰の具合が悪く、未だに歩くこともままなりません(涙)
さて、タイトルの通り、個人年金保険です。
以前にも何度か記事を書いてますが、Yahoo!知恵袋などでも何件か質問が上がってるところを見ると結構気になる方が多い様なので、僕の考え方を書いておきます。
この手の掲示板に答えているのは大体が僕と同じ保険業界の人間。
日頃の活動の延長で『入っておくべき』なんて答えているのが多いようです。
でも!
質問者の年齢にもよりますが、僕の答えは『無理して加入する必要は無い』です。
質問者が僕と同年代以下の場合はなおさらです。
確かに年金に対する不安と言うのは大きいと思います。
しかし、僕と同世代以下であれば、ライフサイクルを考えてみればすぐに分かると思いますが、老後の前に大きなライフイベントがありますよね?
そうです。
『結婚』と『子育て』です。
『住宅の取得』などもありますね。
もちろん全ての人がと言うわけではありませんが。
仮に結婚しないという方であっても、老後を迎える前にやりたい事ってたくさんあったりしますよね。
近い将来と、遠い将来。どちらの方が優先順位が高いかは火を見るより明らかです。
また、経済的なゆとりがあるのであれば良いのですが、サラリーマン世帯などは年々可処分所得も減少してきていますので、老後になるまで手をつけられないお金をせっせと積み上げる事は、日々の生活が窮屈になってしまう可能性が高いですね。
将来の備えも大事ですが、それで毎日の生活が苦しくなるようでは本末転倒です。
もちろん、だからと言って備えをするなと言うことではありません。
しかし個人年金保険は受け取り開始前に解約するようなことがあれば、当然のこととして解約返戻金は支払い総額を下回ります。
また、20年、30年後まで続ける金融商品として考えると、今の低金利を長期間固定してしまうことになりますので有利とはいえないのです。
上手に貯蓄できないからという方もいらっしゃいますが、年金保険以外にも利用できるものはたくさんありますよ。
限りがある手元資金ですから、使い道はよく吟味して上手に使いましょう。