住宅ローンに不安がある人へ | 保険屋FPひろのお金の教室

住宅ローンに不安がある人へ

こんにちは。横浜のFPひろです。


すっかり車購入の記事が長引きましたが、大きな買い物とくれば、次はやはり住宅ローンの話もしなくてはなりませんね。


相も変わらず住宅ローンを語る専門家は『金利が上がるから長期固定金利を選択しましょう』みたいなことを繰り返してますね。


たまにこのブログを覗いてくれる読者さんで、変動金利にしてしまったけど不安』という方もいらっしゃるようなので、ここでもう一度住宅ローンのお話をします。


世間では今の低金利を反映してか『金利』にばかり注目していますが、本来住宅ローンで意識しなければならないのは『利息』です。


どんなに情報を集めても、将来の金利が何%になるのかなんて誰にもわかりません。

それなら今現在わかる情報を元に、利息がどのように計算されるのかを理解する方が良いですよ。


●●銀行の金利が何%で、▲▲銀行が何%。■■銀行の繰上手数料がいくらで、◆◆銀行は無料。


なんて実は本当に大切な情報ではありません。


それよりもちゃんと知っていなければならない情報は、『返済額の中身』つまり『元金と利息の関係』です。

『将来の金利を予測するのではなく、借入残高を計算する』ことです。


以前にも書きましたが、ここ10年くらい『金利が上がる』と言われ続けています。しかし現実はどうでしょう?

その当時に『金利が上がる』という言葉を信じて固定金利を選択した方々は、余計な利息をかなり払ってしまったと言うことになってますよね。

本来なら『あなたの言葉を信じてたのに』と文句のひとつも言いたくなるところではないでしょうか?


今でも『変動金利は過去3年で3.6%も上がったことがある』と昔の話をする方がいます。

でも良く考えてください。その頃の日本の経済状況ってどんなでした?

住宅ローンはそれ単体で金利が上がったり下がったりするものではなく、世の中の経済に連動して動くものです。金利が上がった当時は株価も2万円以上、政府も国債依存度は10数%程度と、経済環境が全く異なります。

過去にそうだったから程度のことで、現在にそのまま当てはめるには、世相の違いなどからかなり無理があると思いませんか?


例えば3年後には日本の経済はこのようになっているだろうから、という金利が上がる根拠を話している専門家を見たことはありません。ただ『金利が上がる』としか言わないんですよね。


そんな根拠のない話に不安を感じる必要などこれっぽっちもありませんよ。


今は前例がないくらいの低金利だから将来上がるのは当たり前。


この程度の話しか出来ないなら専門家でもなんでもありません。


この話はまたまた長くなりますので、今回はこの辺で。


次回に続きますのでお楽しみに(笑)