保険の見直しの方法
(しかし大抵の見直しでは未だにああいった方法が主流だったりしますけど)
保険の見直しの方法はいくつかありますので、それをちょっとご紹介しておきます。
一つは前回の記事にもあった『転換』
転換とはそれまでの契約の責任準備金(解約返戻金)を新しい契約に充当する方法です。
一番良く見かけるパターンですね。
転換の方法にも『主契約転換』『比例転換』『特約転換』とあります。
『主契約転換』とは新しい契約の主契約部分に転換する方法。
『比例転換』とは新しい契約の主契約部分と特約部分両方に転換する方法。
『特約転換』とは新しい契約の特約部分に転換する方法。
良く、『新しい契約に変更すると保険料は変わらない(もしくは安くなる)けど保障が充実します』なんて勧める営業もいますけど、その場合は『特約転換』の場合が多いですね。
特約部分は所謂『掛捨て』となるものが多いので、このような提案を受けた場合は内容をよく確認した方が良いと思います。
『特約の中途付加』
必要な保障(特約)を、それまでの契約に付加する方法です。
『追加契約』
それまでの契約とは別に新たな契約を追加する方法。
余計な特約を解約する『特約の解約』
これは会社によって取り扱いが違ったりするのですが・・・
以前大手の○○に勤める友人に確認したら、ある契約で『その特約は更新時しか変更(特約の解約)できない』といわれたことがありました。『不要なモノをお客さん都合で変えられないなんて素晴らしい顧客志向だね』と言ったことがありましたが。
『減額』
これは単純に保障額を引き下げる方法です。
これも各社で最低保険金額の設定はありますね。
『払い済み』
それまでに支払った保険料(責任準備金)の範囲で以降の保険料の払込無く保障を確保する方法です。
当然変更前の保障よりは保障額が下がります。
『延長定期』
これも保険料の払込無しに保障を確保する方法ですが、払い済みと違い保障額はそのままに保険期間を変更する方法です。
一口に見直しと言ってもいろんな方法があり、先に上げた方法も単独ではなく、様々方法を組み合わせて使うことも出来ます。
環境の変化(家族構成の変化、収入の増減など)によって見直しの必要が生じる場合も多々ありますが、ちょっと頭の片隅に入れておくと良いと思います。