ライフプラン―プレゼン
今回の分析では『くらしの実現指数』 でハッキリしましたが、住宅購入を境にキャッシュフローが悪化するコトが分かっています。
このままの状況では当然ライフイベントに影響し、叶えたいくらしの実現は難しくなります。
なんとかしてこれを解決しなくてはなりませんが、方法は2通り。
『手取り年収と貯蓄の関係』 をもう一度ご覧ください。
(クリックで拡大します)
収入が変わらなければ家計の見直しを行い、使途不明金の調整をするのですが・・・
今回はインカムを増やす方向で考えます。
あと、ライフイベントの見直しに関しては、住宅購入予定の年のレジャー(旅行)費は、大イベントを控えているのでこの年だけ中止としました。
(どうしても外せなければそれでも構わないのですが)
さて、インカムの増額ですが、ご主人の収入が増えればもちろんそれが一番良いのですが・・・
今のご時勢、定期昇給もなかなかアテに出来ませんよね?
最近は主婦のパートも当たり前の時代なので、今回は『それではどのくらいパート収入が必要なのか?』というところにフォーカスしてみました。
インカムを増やす期間は住宅購入の翌年、子供が幼稚園入園の年から大学卒業までとします。
それでは『いくら増やせば良いのでしょう?』
今後、民主党政権に変わり、配偶者控除や扶養控除の廃止などと言われているので、収入を増やす事が可能であれば可能な限りと言っても良いのですが・・・
それでは目標にならないので、ちょっとしたアルバイトでも可能な線を考えてみました。
結論から言えば『月に6万円』家計の増額が出来れば、キャッシュフローは劇的に改善されます。
もうちょっと長いレンジで見てみると・・・
このようになります。
住宅購入の年に1度貯蓄を吐き出してしまう事になりますが、その後の経過が予定通りに進められれば心配は要らないようですね。
その6万円の内訳全てが奥様のパートによるものでなくてはならないわけではありません。
ご主人の収入が増えたりすれば、その分奥様のパートによる収入が少なくても問題ないわけです。
また、奥様の収入が月6万円以上になった場合は、家計の足しにするなり奥様のお小遣いにするなり自由に出来ますよね。
また、このようにインカムを増やすことが出来れば、何も『節約』したり、現在の暮らしぶりを変えたりする必要はありません。
また逆に、予定通りにインカムが増えなければ、その分だけ家計を節約すれば良いわけです。
よく『家を買ったから節約しないと・・・とか、子供が学校に行きだしたから家計を見直さないと』とか言いますが、ある程度の目安が出来れば、結構精神的な『ゆとり』が出来たりしませんか?
もちろん、これはあくまでも見通しなので、必ずしも予定の通りにいくとは限りません。
そのために節目節目でのメンテナンスによる軌道修正は必要です。
ライフプランは立てたら終わりではありません。
計画を立てたら実行、実行したら検証が必要なんです。
これって『経営計画』と同じですよね?
そうなんです。家庭(一家)を経営する計画、それがライフプランなんですよ。
そんなに特別な事をするわけではありませんし、やり方もこの通りでなくても構わないと思います。
どなたにも出来る事なので、一度考えてみてはいかがですか?