準備済み資金―会社で準備しているもの | 保険屋FPひろのお金の教室

準備済み資金―会社で準備しているもの

準備済み資金―今回は会社で準備しているもの編です。


会社で準備?


と思われる方もいらっしゃいますよね。


実は『退職金』の事です。


ここでちょっと簡単に退職金制度の現状もお話しておきますね。


現在、約90%の企業が退職金制度を実施しています。
企業規模が小さくなるほど実施率は減っています。
1,000人以上の大企業の実施率は、ほとんど100%に近い数字になっていますが、30~99人の中小企業になると、約15%が退職金制度を実施していません。
これ以下の中小企業の実施率はさらに数字が小さくなる傾向があります。

退職金の準備形態を見ると、退職一時金のみが約50%、退職一時金と退職年金の併用が約30%、退職年金のみが約20%になっています。

退職年金については、適格退職年金の廃止が決定されてからはどんどんその割合が減少していますし、厚生年金基金も代行返上や解散が進んでいます。

厚生労働省の「就労条件総合調査の概況」を参考に、今回のシミュレーションでは定年退職金を1800万円と設定し、企業年金は無しとしました。

これは大学卒で勤続年数35年以上の退職一時金制度のみの場合を参考としています。


また、定年退職金以外にも『死亡退職金』というものがあります。

就業規定をご確認頂ければ定められている事と思います。


今回は500万円と設定しました。


大まかにはこれで準備済み資金の3つ[個人で準備・国で準備・会社で準備]の一通りが分かったわけです。


これらをもとに『くらしの実現指数』を導き出します。


『くらしの実現指数』?


また新しい言葉が出てきちゃいましたね。


それは・・・・・・また次回


つづく


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