自分年金 | 保険屋FPひろのお金の教室

自分年金

先日ある雑誌を読んでいると『自分年金は低コスト・換金しやすさ・インフレ耐性で選ぶ』という記事を見つけました。


公的年金だけでは不安という方はかなり多くいらっしゃると思いますし、実際統計資料では『老後の暮らしを心配していると』いう項目で、「非常に心配している」「多少心配している」を合わせると実に8割の方が老後生活に不安を持っています。

そしてその理由も「十分な貯蓄が無いから」「年金や保険が十分ではないから」と答える方が圧倒的に多いですね。

公的年金の補填としての個人年金の必要性も6割以上の方が「必要」と答えていますが、その準備方法は定期預金と民間の個人年金が突出しています。


以前の記事 で若い方が個人年金に加入する必要性は低いと書きましたが(自分で取り扱ってる商品を勧められないのかというツッコミは無しでお願いしますあせる実際ほとんど販売してませんので)それは「換金しやすさ」と「インフレ耐性」そして「利回り」の点であまり有利であるとは思えないからです。


しかしその記事では『401Kに加入している方・加入できる方はそれをとことん活用しましょう』とありました。


これって「換金しやすさ」という点では個人年金保険と何ら変わりが無いんですけど。

というよりもっと換金性が悪いんですけど。

ちょっと矛盾していますね。

しかも401Kに関しては、加入時にキチンと制度を説明していないケースも多く、実際転職などで中途退職した場合、他の年金制度に移行せずに放置している方が年々増加しているそうです。

個人的には401Kは導入する企業にはメリットがあるものの、個人としてはあまり魅力を感じません。

それならば『直販投信』の方がいくらか魅力的です。最近は信託報酬や手数料が低く、小額から始められる『直販投信』も増えてきていますし。



ちなみに401Kについて詳しく知りたい方はこの方 のブログも参考になると思います。



自分と同世代以下の方は、心配していてもなかなか老後資金まで手が回らないかもしれません。

ならば現在の環境下で出来る限り合理的な金融資産が持てるように見直す事ができるモノがありますよね?


分かりきったオチになってしまうので今日はこの辺で。