ライフプランニング―その4   | 保険屋FPひろのお金の教室

ライフプランニング―その4  

今日は朝から・・・正確に言うと昨日の夜からちょっとドタバタで、午前中ですっかり力尽きてしまってましたショック!

夏本番前にしてすでにバテ気味ですあせる



さて本題。


ここまでライフデザイン~プランニングの流れと資金のお話をしましたが、キャッシュフロー表を作ってみると、教育費が上昇するのに伴ってキャッシュフローが悪化していくようなケースが多く見られます。


ライフイベントと基本生活費を分けて考えるのは、将来の見通しが厳しい場合、ライフイベントごとに優先順位をつけてそれぞれを可能な限り実現していく為にはどのような手段を講じれば良いのか考え易くするためです。


収支が合わなくなる場合に取る行動はふたつに分かれます。


一つは単純ですが、収入を増やす方法の検討です。

例えば奥さんが専業主婦であれば、奥さんのパートなどで収入を確保するなどですね。

収入を確保する方法を考えつつ、ご自身もキャリア形成の目標として、いつまでにどのようなポジションを目指すのか具体的な目標設定として活用するのも良いでしょう。


もう一つは支出を減らすことです。

どちらも極当たり前で、なんだそんな事かと言われてしまいそうですが、支出の削減にはちょっとしたポイントがあります。『何をどれくらい節約するのか?』という事です。ここで活用できるのが前回の『使途不明金』なのです。


良く雑誌やTVで節約を強調するFPさんもいらっしゃいますが、何でもかんでも節約で、夕飯のおかずが一品減ったり、晩酌のビールを減らしたりしたら・・・毎日の暮らしがつまらなくなっちゃいますよね?

ライフイベントを下方修正したり基本生活費を削るのは本当にどうにもならない場合の最終手段です。

また『使途不明金』を削ると言ってもそれをゼロにするわけではありません。

車のハンドルにも『あそび』があるから安全に走れるのと同じように、日々の暮らしにも『あそび』は必要です。

(遊びっていっても言葉通りじゃないですよ。ゆとりと言い換えても良いかもしれません)

『手をつけたくない場所から一番遠いところ』から将来のために少しだけ準備に回す。これなら日々のストレスはほとんど感じなくて済むと思うのは私だけでしょうか?


ライフプランは自分が思い描く生活を実現に近づけるための手段のひとつです。そのために必要な事を一緒に考えたり情報提供を行ったりするのがファイナンシャルプランナーだと思います。

また、ライフプランは一度立てれば終わりではありません。目標や計画に対してどのような状況にあるのかを検証し、常に軌道修正を行わなくてはなりません。場合によってはプランそのものの見直しが必要となる場合もあります。


最終的に手段を選択し、実行するのはご本人ですが、一件でも多くそのお手伝いが出来たら良いなと思ってます。



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