こんにちは。
Tableauの勉強のために、世界のEC業界の情勢をテーマにVizを作成しました。
本テーマを選んだ理由は、自分自身がEC業界で働いておりますが、普段は日本での視点でしか業界について向き合えてなかったため、これを機に世界ではどのような状況なのか、その中で日本はどのようなポジションなのか興味があり選びました。
調べてみると楽しくて2時間ほど経っていました。
【 内容 】
① 分析と推察
② まとめ
① 分析と推察
▼ 世界のEC売上の年別推移
・ 2018から2025年にかけて増加し続けており、今後も成長していく予測が立っている。
▼ 原因
筆者は以下だと考える。
インターネット普及率の向上、スマートフォンの普及、消費者の購買行動の変化(実店舗での買い物からオンラインでの買い物へと消費者の行動がシフトしている。特に若い世代はオンラインでの買い物を好む傾向が強い。)、ECプラットフォームの進化、物流インフラの改善(配送ネットワークが拡充され、より迅速かつ安価な配送が可能になっている。ラストワンマイル配送の効率化も進んでいる。)、決済手段の多様化、ソーシャルメディアの活用(ソーシャルメディアがECのマーケティングチャネルとして重要性を増しており、インフルエンサーマーケティングやソーシャルコマースが成長している。)、コロナ禍の影響、新技術の導入(AI、AR/VRなどの新技術がECに導入され、よりパーソナライズされたショッピング体験や、実店舗に近い購買体験を提供している。)、越境ECの拡大(国境を越えたオンラインショッピングが容易になり、消費者は世界中の商品を購入できるようになっている。)
▼ 国別EC化率
・ 上位3位は中国・アメリカ・イギリス
・ 日本はやや低めだが上昇中
▼ 原因
高い国:中国、アメリカ、イギリスは、ネット普及率、強力なプラットフォーム(Alibaba、Amazon)、モバイル決済が主流、物流が整っていることが考えられる。
日本:実店舗が充実していること(EC使わなくてもいい)、現金志向、高齢者はネット利用率低いが人口の高齢者の人数シェアが高いことが考えられる。
▼ 国別EC売上高の年ごとに推移
・ すべての国で増加傾向にある。(特に新興国とアメリカ、中国)
・ 各国のEC市場データをみると、全体的に右肩上がりで成長しているのが特徴。
⎿ コロナ禍によるオンライン需要急増(2020年前後)が大きな要因だと考える。
⎿ その後もモバイルECの普及や決済手段の多様化が、安定成長を支えている。
▼ モバイル比率
・ どの国も増加傾向にある。
・ アジア新興国・韓国・中国が70%以上と特に高い。
▼ 原因
・ モバイル比率増加の理由
⎿ スマホ普及、ネットの質の改善、アプリの改善が考えられる。
・ アジア新興国・韓国・中国が高い理由
⎿ モバイルファースト・モバイル決済が浸透している、PC所有率が低いことが考えられる。
▼ 企業別EC売上
1位Amazon、2位JD.com、3位Alibaba
▼ 原因と企業ごとに取り組み
・ Amazon(米国): 豊富な商品数と強力な物流(Prime配送)に加え、AWSなどのB2B分野でも収益を伸ばしており、堅調な成長。
・ Alibaba・JD.com・PDD Holdings(中国): 中国市場のモバイル化やライブコマースなど、新しい購買スタイルの普及が後押し。特にPDDは農村部・価格重視層を取り込んで急成長。
・ Shopify(カナダ): 中小事業者向けにECを提供する「ECの裏方企業」。コロナ禍でネットショップ立ち上げ需要が急増し、売上も伸びた。
② まとめ
▼ 世界のEC市場のまとめ
世界のEC市場は、インターネットとスマートフォンの普及、モバイル決済の進化、そしてコロナ禍を契機としたオンライン需要の急増を背景に、成長を続けている。
特にアジア新興国ではモバイルECが主流となり、Amazon、Alibaba、JD.comなどの大手企業が市場を牽引している。
日本はEC化率がやや低いものの、ECプラットフォームの改善やキャッシュレス決済の普及により、着実に成長している。
▼ 今後の世界のEC市場の展望(個人的な推察です。)
成長の継続::新興国市場の拡大、技術革新、そして新しい購買スタイルの普及により、EC市場は引き続き成長すると考えられる。
モバイルファースト: モバイルデバイスがECの主要なアクセス手段となり、モバイル最適化は必須となる。
パーソナライゼーションと顧客体験: データ分析とAIを活用したパーソナライズされた顧客体験が重要になる。
新興技術の活用::AR/VR、ライブコマースなどの新技術が、より没入感のあるショッピング体験を提供していく。
越境ECの拡大::グローバルな市場での競争が激化し、多言語対応や国際物流の最適化が重要になっていく。
▼ 日本のEC市場の課題と取り組むべきこと(個人的な推察です。)
EC化率の向上: 実店舗の利便性に対抗するため、オンラインショッピングの利便性と魅力を高める必要がある。
高齢者層へのアプローチ::高齢者層のデジタルリテラシー向上と、使いやすいECサイトの提供が重要。
中小企業のEC参入支援::中小企業がECに参入しやすくするための資金、技術、人材の支援が必要。
物流の効率化: ラストワンマイル配送の効率化、環境に配慮した配送方法の開発が重要。
セキュリティ対策の強化::オンライン決済のセキュリティ対策を強化し、消費者が安心してECを利用できる環境を整備する必要がある。
地方創生への貢献::ECを活用して地方の特産品を販売し、地域経済の活性化に貢献することが期待される。
世界のEC市場は、技術革新と消費者の変化に対応しながら、さらなる成長を遂げるだろう。日本は、強みである品質へのこだわりや顧客サービスの向上に加え、モバイルファーストの視点、パーソナライズされた顧客体験の提供、そして地方創生への貢献を通じて、EC市場の発展を目指すべき。中小企業がECを積極的に活用できる環境を整備し、高齢者層を含む全ての世代がECの恩恵を受けられるようにすることが重要。
▼ 日本1位の楽天市場が競争力を高めるには(個人的な推察です。)
モバイル体験の徹底改善::アプリのUI/UXを向上させ、スマホでの買い物をより快適。
物流サービスの強化: 楽天経済圏全体での物流効率化を進め、配送スピードとコスト競争力を向上。
パーソナライズされた商品提案:AIを活用して、個々の顧客に最適な商品や情報を配信。
地方創生との連携強化:地域特産品の魅力を発掘し、ストーリー性のある販売戦略を展開。
多様な決済手段への対応:キャッシュレス決済の選択肢を増やし、利便性を向上。
出店店舗への支援強化:データ分析ツールやマーケティングノウハウを提供し、店舗の売上向上を支援。
海外展開の加速:越境ECを強化し、海外市場での存在感を高める。





