第12番延命寺1回目に続き2回目の訪問です。

 

四国中央市には四国別格二十霊場が3霊場あります。

その最初が第12番延命寺です。

 

住所:愛媛県四国中央市土居町土居

 

こちらも住所を覚えやすいですね。


御詠歌:千代かけて 誓いの松の ほとりこそ なほありがたき 法の道かな

 

長い時間誓った松のちかくにこそ

やはりありがたい法の道がある

という意味でしょうか。

 

準別格本山とあります。

確か20番大瀧寺が真言宗御室派の準別格本山でしたが

こちらはどちらかな・・と調べようとしたら

住職様が通りかかったので「こちらは御室派ですか」と伺ったら、

そうだよ、仁和寺が総本山だよと気さくに教えていただきました。

 

 

一瞬「いろは歌」みたいに縦読みが埋まれ込まれているのかと錯覚しました。

 *「いろは歌」の縦読みとは「とがなくてしす」ってやつです

 

こちらは大師堂と納経所が同じ建物でした。

通常通り普礼真言→勤行全部→大金剛輪陀羅尼→普礼真言の暗唱を終らせて納経に行くと

ご住職様が既に座っておられました。

あれっプロに全部聞かれていたのかな・・と思うと冷や汗が出てきました。

 

どこから来たの?からイロイロお話を伺いました。

「般若心経の意味を解って唱えているね。」

深淵はワカリマセンが上っ面は大体・・

 

「お坊さんと同じ唱え方ですね」

ありがとうございます。

(意味を知らないと覚えられないので

区切りは勤行本とは読み方が違い、

分節や文で区切って唱えているから、その事かな・・・)

 

「ただマントラの部分はサンスクリット語だな」

はい・・マントラだけはサンスクリット語が良いのかと聞いたので。

 

「こちらでは羯諦羯諦 は ギャーテーギャーテー と普通に読んだ方が良いよ」

はい、それでも暗唱できるので、

次回からこちらの霊場では日本の真言宗バージョンで読ませていただきます。

 

「それを変えたらウチでも使える」

ハァ?

 

「ウチの檀家にならんか」

いやウチは浄土真宗なので

「宗派変えはすぐできるよ」

そんなことしたら親に殺されます。

(^o^)

 

こんな会話は四国八十八カ所霊場を5周しましたが、

今までではありませんでした。

こちらの住職様は巡礼者に寄り添っていただいていす。

 

私が今までお会いした中では

別格12番と19番の住職様をご尊敬申し上げております。

今後とも宜しくお願いいたします。