こちらには遅い時間に訪問しました。

必死で念仏を唱えて納経所に終了直前午後5時前に飛び込みました。

 

霊場によっては、係りの人がいなかったり

見るからに嫌そうな顔をする人もいます。

(自分もそうであり、人のことは言えないのは重々承知しております)。

 

呼び鈴を押したら住職様がお越しになられました。

納経帳を恐る恐る出しますと

「これは私が書きました。」と・・

 

 

 

まず教えていただいたのは

「霊場を回っているときは常にお大師さまと一緒に回っていることを意識してください」

 

「同行二人」ですからそうですね、

でも

巡礼中にご指導頂いたのは初めてでした。

 

「本堂などで念仏を唱える時はカバンなどは下に置きましょう。

肩にかけたままではいけません」

 

そうでしたか。誰もやっていませんが、次から意識します。

 

「その時服装を整えましょう」

 

ん~言われてみたら「ショウタレ」のような服装かもしれません。

 

 

午後5時ギリギリに飛び込んだのに、こちらをまっすぐに見据えてご指導いただきました。

イロイロ心構えを教えていただき

私はいつの間にか直立不動になってました。

直立不動なんて数十年ぶりでした。

 

遅い時間に訪問したことを全く気にせず、こちらの御指導を行っていただいた住職様は

自分が出会った人間で最も悟りの段階が高い人であると感じました。

 

南無大師遍照金剛

合掌