日本に弁護士は4万4000人ぐらいいます。

 

 「相続・遺産分割・事業承継について、弁護士に相談したい」

 

 「相続・遺産分割・事業承継について、弁護士に依頼したい」

 

と考えた時、どの弁護士を選べばいいのか、迷うことがあると思います。

 

 弁護士の年齢を見て、若くてエネルギッシュな弁護士を選ぶのか、経験があるベテランの弁護士を選ぶのか、どちらもあると思います。

 

 弁護士が何人も在籍している法律事務所を選ぶのが安心、という考えもあると思いますし、1人の弁護士がやっている法律事務所であればその弁護士がやってくれるので1人の弁護士の法律事務所を選ぶのが安心、という考えもあると思います。

 

 結局、相続・遺産分割・事業承継について、どの弁護士を選べばいいのか、弁護士の選び方がわからない、という方も多いのではないかと思います。

 

 相続・遺産分割・事業承継について、弁護士を選ぶ際の、1つのわかりやすい目安として、FP1級に合格している弁護士を選ぶ、という考え方があると思います。

 

 FP1級というのは、かなり合格するのが難しい試験です。↓

 

 学科試験(1次試験)の合格率は、6%~20%、平均すると10%前後です。

 

 実技試験(2次試験)の合格率は、金融財政研究会の実技試験が80%~85%、FP協会の実技試験が90%~95%です。

 

 FP1級の、金融財政研究会の、実技試験(2次試験)の過去問が、金融財政研究会のウェブサイトに掲載されています。↓

https://www.kinzai.or.jp/ginou/fp/test-fp

 

 これを見ると、Part1が、相続・事業承継の問題、Part2が、不動産の有効活用の問題、ということがわかります。

 

 要するに、金融財政研究会のFP1級の実技試験(2次試験)に合格した人であれば、これだけの難易度のある問題を解答することができた、ということを意味します。

 

 全国約44,000人の弁護士で、FP1級に合格している弁護士はまだまだ少数ですので、相続・遺産分割・事業承継について弁護士を選ぶ際の、わかりやすい指標の1つとして、FP1級ということがあげられると思います。