老後不安についてマスコミが競って報道していますが、

本当のところはどうなのか不安になりませんか?

 

私自身は何とかなるという計算を立てて

会社をやめたのですが、

先日の年金制度の財政検証の結果を見て、

 

あれれ、もう少し稼がなくっちゃ、と思った次第です。💦

 

 

老後不安に陥る意外な人がいます。

どんな人達だと思いますか?

 

3パターン記載しますので、該当しそうな人は、

対応策をご家庭で相談されることをおすすめします。

 

1)いまだにバブル感覚の人たち

 

 良い給料をもらっているサラリーマン夫婦に多いのですが

 外車に乗り、子供を私学の中学校に入れて、新築の

 素敵なマンションを購入されている人達がいます。

 

 彼らは友人同士の付き合いにも、お金がかかります。

 子どもを一流の私学に入れた場合は、ママ会もすごいです。

 同じ服なんか着ていけないと言っていた奥様がおられました。

 

 友人の会社社長が、高級車1度に2台買った時に話を

 聞いたのですが、彼は自分がサラリーマンだったら

 軽自動車を選ぶと言っていました。

 

 会社オーナーは税金対策で高級車に乗っているだけです。

 

 サラリーマンで身銭を切って高いベンツに乗っている人を見ると、

 彼らはお気の毒にと笑ってるそうです。

 

 1500万円くらいの年収で、上記のことをやってしまうと、

 まず貯金は貯まりません。

 

 あんがい大きなローン残高を抱えている家庭も多いです。

 

 まずいことに、このケースでは奥様が節約しようという気が

 さらさら無い家庭が多いことです。

 

 サラリーマンですので、ゆくゆくは厚生年金があったとしても、

 退職後に生活のレベルを下げなければなりませんので

 それが苦痛という家庭が多いです。

 

 また、住宅ローンの残金を退職金で賄うことが多いので、

 老後資金が十分できないご家庭も多いのです。

 

 このクラスの人達は、実家がお金持ちの人だという人が多くて、

 その方たちは問題ないのですが、

 その人達につられてしまった、一般家庭の人は老後生活は

 大丈夫なのか少々心配になります。

 

2)現在裕福だけど年金のない人

 

 公的年金が期待できないのなら、私だったら貯金が

 1億円あっても安心しません。

 

 裕福そうな人は生活費も大きく、それに慣れておられるので

 生活を質素にすることにストレスを感じるかもしれません。

 

 収入があるから、使ってしまうんです。

 

 しかし、年金のない人が怪我や病気で仕事ができなくなると、

 一気に生活が破綻するリスクがあります。

 

 無年金の人こそ備えは大切です。

 

 もしそうなったら持ち家を売るからいいよと言う人もいます。

 でも実際に狭い家に移られた人もおられましたが、

 その時は悲しかったそうです。

 

 自営で商売をされている人にたまにおられます。

 

3)共働きで高品質志向の若いカップル

 

 共働きだと、若くても年収が1000万円くらいになる家庭が

 あります。贅沢をしなければ余裕のある暮らしができます。

 

 少しだけ良い物、少しだけ高い物で高級感を楽しむことも

 可能ですね。

 

 プチお金持ち気分を楽しむことはよいのですが、

 勘違いしてはいけません。

 

 ローンを組んで高いマンションを購入しないで

 ください。

 

 

 子供ができて奥さんが仕事をやめてしまったり、

 どちらかの勤め先の給与条件が変わったりすると、

 大きく年収を下げてしまう可能性があります。

 

 怪我や病気もそうです。

 

 それに、もしも金利が上がった際には、住宅ローンの金利も

 上がって返済が厳しくなります。

 

 マンションを売却するにしろ、販売価格よりもローン残高が

 大きいと、家を手放しても借金は残ります。

 

 住宅ローンを組むと、生活の自由度が小さくなります。

 勢いで買ってしまったマンションの支払いで、

 すっと苦労をされている人が大勢います。

 

 子どもができて生活費が増えてきたが、給料が想定よりも

 上がず、しかたなくマンションを手放した人もおられます。

 

 「働き方改革」が、「働き方改悪」となって、計算していた

 残業代がはいらなくなって困っている人は普通にいます。

 

 

 まとまった額の貯金ができるまでは賃貸住宅をおすすめします。

 賃貸であればの家族状況や年収の状況によって、

 フレキシブルな対応が可能なのです。

 

 エリアの選択も、その時点でのご家庭にとってのベストな

 選択ができます。

 

 

心配ばかりしていても仕方ないですが、少し考えれば

気が付くようなことは避けたいですよね。

 

住宅会社や自動車会社の素敵なコマーシャルに流されて

しまわないようご注意ください。

 

FP on the beach