『NIKKEI マネー入門より』
最近皆さんにとってとても身近になってきた投資信託。特に、上昇が著しい新興国株式を『BIRCs』と呼んでいます。
BRICsとはブラジル・ロシア・インド・中国の頭文字をとったものです。2003年にゴールドマン・サックスが50年後には経済大国として君臨するとの見方をリポートにしました。その後、昨年は1年間でロシア株が6割、インド株が約5割など、各市場とも大きく上昇をしました。
ゴールドマン・サックスが次に注目をしたのが、『ネクスト・イレブン』と名付けた11の国の市場です。一定以上の人口規模の国で、今後持続的な経済成を軸を一にして規制緩和や法整備が進むに従い、投資先としての魅力が増すとのことです。11カ国とはメキシコ・ベトナム・韓国・フィリピン・バングラデシュ・イラン・トルコ・インドネシア・パキスタン・エジプト・ナイジェリアです。
そのうち今最も注目を浴びているのが『ベトナム』です。ベトナムは1986年から『ドモドイ(刷新)』と呼ばれる改革を通じて市場原理の導入を進めています。2005年までの5年間の平均国内総生産(GDP)実質成長率は7%超とこの地域では中国に次ぐ高さです。証券取引所も法整備を進め、外国人投資家の株保有率の制限を緩めたことなどで、資金流入がはじまりました。
日本で購入する際は、一定期間を区切って募集する『クローズ・エンド』型で購入できます。今募集期間中のものには、キャピタル・パートナーズ証券 の『ベトナム・ドラゴン・ファンド』やグロバルリンクインベストメント の『ベトナム株ノーロードファンド』などがあります。
但し、新興国株式はハイリスク・ハイリターンという性格が強く、急に株価が下落する恐れもあります。規模の小さいベトナムなどの市場では、振れ幅も多きくなりますし、売りたい時に売れない流動性リスクも高くなります。ですので、余裕資金(自由になる金融資産全体の1割程度)で行うことと、長期的運用(最低5年は見て欲しい)を行うことで、長期分散投資の一環として取り入れることをお勧めします。