それでは、どのような引っ掛け問題が出てくるのか、以前にも書いたことがあるのですが、平成28年度第2回のタックスプランニングからです。

人的控除額を計算する問題で、同様の出題は過去何度もありました。基礎控除、配偶者特別控除などを、条件に従って算出するだけの問題…、だと多くの人は思っていました。

それまでの出題は、確かにそうだったのです。しかし、平成28年度第2回は違いました。キーとなるのは配偶者特別控除。これまでは、配偶者の収入を速算表に当てはめて控除額を計算するだけ、だったのですがショボーン

たった一つ、これまでと違う所がありました。納税者本人の所得が、一千万円を超えていたのです。つい忘れがちですが、配偶者特別控除を受けるための要件としては、納税者本人の所得が、一千万円以下であることが必要です(試験当時)。

ここを見落とした人は、見事に引っ掛かります。外見上は過去問と同じでも、新しい論点が加えられていたことには気づきにくいですね。試験には、どんな落とし穴が隠されているかわかりません。気をつけましょうねニコニコ