こんばんは。 

フェアリープリンセスの

micです。


昨年、亡くなった夫のお話しです。


夫は、癌が十二指腸を圧迫してきて

食べたものが胃から流れなくなり、

昨年の6月28日から入院し、

胃と腸を繋ぐバイパス手術を

受ける事になりました。


しかし、手術の結果、上手くいかず、

手術の為、6月上旬より抗がん剤を

やめていたので、

その間に癌がどんどん増殖し、

腹膜に転移し、

腹水が溜まり、

あっという間に、

ガリガリに痩せていきました。

人間って、ここまで痩せられるのかと

思うほど…。


入院直後に岡山市長から自宅に、

表彰状が送られてきていました。

京都でのお仕事でしたが、

岡山の事もやっていたのかしら…。


お仕事の事は、私はあまり聞かないし、

夫も詳しくは話さない人で、

自慢もしない人でした。


自宅では、ほのぼのと穏やかな、

争い事の嫌いな、

おぼっちゃま君という感じで、

偉そうな事も言わない人でしたが、


よく考えてみると、

仕事のポスト的にも、

かなり仕事は頑張っていたのかな…?

自宅以外の夫は謎です。




2023年8月23日、

次女に産まれた、まだ見ぬ孫と

ぷーちゃんトイプードルに会うために

一時退院をしました。



退院時に私は看護師さんに呼ばれ、

もう何があってもおかしくない状態です。

ご自宅で逝かれる事も覚悟して下さい。

直ぐに戻って来られてもいいように

しておきます。

と言われましたガーン


さて、何日自宅で過ごす事ができるのか!?



退院後、ご近所のお医者様、

訪問介護の看護師さん、

薬剤師さんが自宅に診察に

来て下さいました。



そして、診察、手続きが終わり

家族のみの、ひと段落ダッシュ

まだ会えていなかった孫と初対面。


痩せ細った手で触れて、

「フワフワやなぁ…」

もう抱っこする力も有りませんショボーン




その時に、表彰状と記念品が

送られて来たから、

お写真を撮りましょうと言うと、


「それやったら、もっとええ格好の服を

着なあかんなウインク


と、いつもの口調で冗談めかして言いましたニコニコ




でも、その後に寂しそうにポツリと、


「もう、そんな服を着る事もないか…ショボーン」と、


自分の死期が近づいてきている事を

自覚しているんだと思い、


私の方が涙が出て来ましたえーん

今でも、忘れられない夫の言葉ですタラー



娘と手を繋いで記念撮影。



長年、家族の暮らしを支えてくれて

ご苦労様でした。

ありがとうございました。