今日、通りがかりで入った蔦屋書店で立ち読みをした本の話。

 

パラパラとしか読んでいませんが、要はこれからはマイホームは

資産価値で選びましょうというようなことが書いてありました。

 

資産価値があれば、将来的に売却や賃貸などの対応が取りやすくなり、家に縛られない生活が実現できるというものです。

 

で、ここでいう資産価値とは?

 

「人が集まってくるエリアの物件」のことで、なかでも中古物件をお勧めしていました。

 

流通は少ないけど完全分離型の二世帯住宅を購入して、1世帯分は賃貸すると家賃収入で自分たちの住宅ローンの支払いも出来るような物件を購入した方の例も出ていました。

 

これは僕も実際にお客さんに勧めたことがありました。

そんな物件が偶然、お客さんの希望エリアに出ていたのです。

駅から近い物件を探していました。効率的な生活を望んでいたので家賃収入も得られる物件の購入はちょっと魅力的でした。

 

話を戻すと「人が集まってくるエリア」となると自ずと駅の周辺になってきます。新しい駅でなければ、そんなエリアに新築できる更地は出てきません。なので、中古物件を選ぶべきとなっていました。

 

これはこれで一理あるなぁと立ち読みしながら思いました。

(他にも気になる本がたくさんあって、全部を買うと荷物になるしと思って、結局、何も買わずに出てきました)

 

でも、マイホームって資産価値だけでは決められないと思っています。

 

 

駅に近いところに住みたい人もいれば、人が少ない自然豊かな場所に住みたい人もいます。

自然豊かな場所は先の本の理屈で言えば、資産価値もない場所のことも多いです。

でもその場所が良い人もいます。

 

最新設備の整った新築マンションに住みたい人もいれば、古民家を活用して住みたい人もいます。

 

資産価値の低い場所に不動産を持てば、将来、売ったり、貸したりはしづらいかもしれません。でも資産価値が高いエリアに住むことで便利だけどもちょっと自分の心がストレスを感じながら過ごすのならば、それは幸せな生活ではないかもしれません。

 

経済的にどっちがお得か?どっちが有利か?という視点の本や雑誌の特集も多く見かけますが、それはあくまでも経済的、家計的に見てという話です。

 

人間は感情の生き物と言われます。

 

損すると分かっていても、そちらを選択することもあります。

損するかどうかはどうでもよくて「心地よい」と感じる方を選択するという表現の方が正しいかもしれません。

 

相談者に「どんなマイホームをイメージしているのか?」と尋ねた時に

 

「駅前の資産価値が高い物件を選んだ方が良いですよね?」と

答える方がいます。

 

でも。もう少し突っ込んで聞いてみると実は

 

「田舎の風景の中の一軒家」を思い描いている人がいます。

 

理屈で考えて「資産価値の高い家」を探しているけど、モデルルーム見てもあと一歩が踏み出せない。

 

そんな時は理屈ではなく、あなたの感性や気持ちに素直になった方が良いかもしれません。

 

「資産価値が高い家」を本気で欲しいのなら、そういった選択肢を選ぶべきです。

でも「資産価値が高い家」という考え方に納得はするけど、本音のところでは別の風景が思い浮かぶのなら、「資産価値」にこだわらなくても良いのでは?と思っています。

 

マイホームを投資的視点で捉えるのか、どうなのか?

の違いだけだと思います。

 

結局はマイホームを買ってからのあなたの生活や人生をどうしていきたいのか?そこに行きつくと思います。

 

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