マイホームを手にしたら、火災保険は必ず加入すると思います。

必ずと言うのも住宅ローンの必須条件になっていることがほとんどですので、

有無を言わさずといったところです(笑)

 

銀行で提案される火災保険に縛られる必要はなし

 

たまにご相談で聞かれるのが、

 

「銀行から火災保険の見積もりが提案されているけど、銀行で入らないと住宅ローンの金利とかで不利益を被りますか?」

 

というもの。

 

火災保険に銀行で加入することが条件にされて、金利優遇がされているわけでなければ、他の代理店や保険会社から加入されても不利益は被りません。

 

そもそも「火災保険に加入することを条件に便宜を図る」という保険募集の手法自体が保険業法に触れる恐れもありますので・・・

 

銀行で火災保険に加入するメリット

 

そうは言っても銀行で火災保険に加入するメリットもあります。

銀行は複数の損保会社の代理店になっているケースがほとんどです。

複数の損保会社の見積もりを比較できることが可能です。

 

さらに「金融集団割引」と言われる銀行で加入する人にだけ適用される保険料の割引があります。

全く同じ条件で加入するなら知り合いの損保代理店から加入するよりも保険料は安くなります。

 

銀行で加入するデメリット

 

デメリットにも触れておきます。

銀行も保険が専門ではないのと銀行で加入した方が保険料が安くなるばかりでは他の損保代理店に火災保険の扱いをしてもらえなくなる保険会社のリスクもあります。

 

そこで銀行で加入できるプランは決まった補償内容で保険料の支払い方法も長期一括払いしか対応していないなど制限が課せられていることがあります。

 

例えば、「10年分もまとめて払いたくないから、年払いで払っていきたい」という要望には銀行は対応ができないということもあります。

 

また、「この補償はいらないから外したプランにしたい」と言った時に対応できないかもしれません。

 

デメリットととるか感じ方はひとそれぞれかもしれませんが、銀行で加入した場合、代理店は銀行かその子会社ということになりますが、加入後はそれっきりといったことが多いようです。

もちろん事故も引っ越しもなければ連絡をとる必要性は少ないのですが、対応をお願いした時には郵送と電話でのみの対応となりがちです。

 

これがお住いのエリアの損保代理店から加入していれば、必要があれば自宅に来て対応してもらえるというメリットがあります。

 

自宅に来てもらえるメリットと表現しましたが、

 

例えば、「台風が来て、外壁に少し傷がついた」

 

など火災保険は火災以外でも保険金が貰えるケースがあります。

 

そんな時に保険会社に被害状況を報告する訳ですが、報告の仕方次第で保険金額が変わる可能性があります。

 

台風が原因と認められなければ、保険金の支払いがされないかもしれません。

 

嘘を報告するわけではありませんが、正しく保険金の支払いがされるようにサポートしてもらえるのは、銀行ではなく、損保代理店から加入した場合です。

 

銀行はあくまでも火災に遭った時に住宅ローンの返済が滞るリスクを回避しておきたいだけのことですから。

 

めったにない火災保険を使う場合を想定するのか、目先の保険料の安さを優先させるか判断は人それぞれだと思います。

 

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