こんにちは。妊活・不妊治療とお金の専門家、宮野真弓です。
「妊活」という言葉が浸透してきて、「子どもが欲しい」と思ったときの一歩が踏み出しやすくなったのではないかな、と思っています。
その反面、実際に病院に行って検査や治療を行う「不妊治療」となると心理的な抵抗感がある人は少なくありません。
自然な形で妊娠したい、人為的なことはしたくない、などいろんな気持ちがあると思います。
その気持ちはわかります。
体への負担もありますし、費用もかかります。
だけど、なんとなくの抵抗感で不妊治療への一歩が遅れると、それだけ妊娠の機会を逃してしまうことになりかねません。
不妊治療による妊娠が自然か不自然か、それは人それぞれで答えはありません。
でも、例えばこれが妊活ではなくて婚活だったとしたらどうでしょう?
結婚をしたい、と考えている人がいたとして、職場や趣味などを通じて偶然知り合った人との恋愛結婚以外は自然な結婚ではないと思いますか?
友達の紹介だったら自然ですか?
合コンだったら?婚活パーティーだったら?
お見合い結婚は不自然な結婚でしょうか?
これにも答えはありません。
また、そこまでして結婚しようとは思わない、など、いろいろな考えがあると思います。
ただひとつ重要なことは、妊活も婚活も、そこに自分たち以外の人の協力があったにせよ、うまくいくかどうかはわからないということです。
不妊治療の中でも特に体外受精や顕微授精はとても人為的な行為に見えるかもしれませんが、医療者は出会いの場を作っているだけ。
それが受精するか(顕微授精の場合は受精はしますね)、きちんと細胞分裂するか、着床するか、妊娠継続するか、無事に生まれてくるかは普通妊娠と変わりません。
そう考えると、不妊治療への抵抗感が少し和らぐのではないでしょうか。
病院へ行っても、いきなり体外受精をするわけではありません。
検査をして不妊の原因を探りながら、それぞれのカップルの状況に合わせて治療の方針を決めていきます。
不妊治療とは、夫婦の体の状態を調べて精子と卵子の出会いの場を作ること、着床や妊娠継続の手助けをすることだと捉えて、一歩踏み出してみてはどうでしょうか。
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