地震発生後は、参加予定のイベントや行事などが、ほとんど中止となりました。
残念な気持ちと余震が続く中、自宅から遠いところへ行かなくてもすむという安心感もあって、それはそれで複雑な気持ちでした。
しかし、いつまでも自宅から歩いていけるところだけしか動かないというわけにもいきません。
日本は、いつ大きな地震が来てもおかしくないといわれ続けてきて、阪神淡路大震災後も大きな地震がありましたので、備蓄は少ししていました。
でも、その備蓄も今回の地震を経験して、精神的な安心をもたらしてくれるものではないことがわかりました。
そして、いまでも外出すると何かあったときには、どうしよう。自宅に帰ってこれないかも・・・という気持ちがぬぐいきれません。
それは、今までいかに安心しきって暮らしていたのか、危機管理が甘かったということを突きつけられました。
今回の地震で、自分が思っていたよりも精神的に弱いということも知ることができました。
そして、人から声をかけてもらえることが、気持ちの支えになりましたし、自分ひとりではないという気持ちにさせてくれました。
いつまでも動かないわけにいかないので出かけるですが、心の持ちようは変わりました。
災害に巻き込まれる可能性はいつもあるということを意識するようになったことです。
自宅にいるから災害に巻き込まれないというということではありませんが、外出先では、危険度はかなり大きくなります。
親のためにも親よりも1秒でも長く生きていたいと思っているので、それがかなえられるように祈る日々です。