日本点字図書館70周年 | 介護のお悩み相談傾聴カウンセリング

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日本点字図書館が、去年70周年を迎えました。



昨年、創立者の本間一夫さんに関する放送があって、録画していたものを先日ようやく見ました。



本間さんは、生まれつき目に障害があったのではなく、5歳のときに病気で失明をしたそうです。



よく「五体満足に生まれてよかった」というような表現を使いますが、生まれたときは何の病気や障害がなくても、成長していく過程で病気や事故で障害を持つ場合も多いと感じています。



本間さんは、「全ての盲人に読書の喜びを」という気持ちで、点字図書館を作ろうと始められたそうです。



24歳のときに、北海道から上京して、点字図書館作りの活動を始め、25歳で点字本7冊で開館されました。



本間さんは2003年に87歳で他界されましたが、その活動はしっかりと根をはっています。



私は点字を去年から勉強していて、点字図書が多くのボランティアの方々の力で作られていることを知りました。



本間さんの開館当初は、目が見えない方が自分で作った点字図書を寄贈してもらって、在庫を増やしていったそうです。



読みたい本が読める幸せ。本を読むことで、世界が広がる幸せ。人の成長に本は欠かせないものだと思っています。



番組の中で、幼稚園児くらいの強度の弱視のお子さんが、点字の絵本を読みながら、「点字って、触って読めるから好き!」と笑顔で話していた姿が印象的でした。