さあ前回の大峰山の登山口より、大台ケ原山の登山の基地である
大台ケ原ビジターセンターまでは移動です。
時間にして車で約1時間ぐらいでしょうか普通なら。
この時は普通じゃなかったんですよね。
大台ケ原ドライブウェイは深い霧が大発生しており視界は
約10mぐらいあるかないか、当然ビビリながらのノロノロ運転。
私が以前ここを走った時は約30~40分ぐらいの運転で着いたと
思ったのだが今回はそうも行かず余程途中で引き返そうかと
思いながらも何とか到着。
もうこのころには雨も本格的に降り出し、いつもなら満杯の
駐車場も随分空いていた。
雨の山。誰でも嫌ですからね。
駐車場でも霧が出ていましたから、家路を急ぐのも当然ですし。
ただ私は不思議とあんまり気にならなかった。
本来、雨は嫌いなんですがなんとなく。
大台ケ原山周辺の周回コースとなっている登山道は道の整備が
行き届いているので雨が降っても通常の山行きよりも安全。
もちろん、周回コース以外の縦走コースとなるとそうは行きませんが
今回は初めから周回コースのトレッキングの予定だったのと
車の中には着替えも十分あったので濡れるなら濡れてしまえと
いう気持ちで歩いていきました。(デジカメだけは濡れないように)
駐車場の位置から大台ケ原山系の一番標高の高い日出ヶ岳との
標高差はほぼ130mと少しであり楽チンです。
距離にして約2km弱、時間にして30分くらいでしょうか。
歩き始めて少しするとこれぞ大台ケ原といった風景に出くわす。
木々の緑が雨を受けて光っていて、より鮮やかな緑色になる。
程なく日出ヶ岳の山頂到着。山頂には日本一の豪雨の山の看板あり。
私も子供のころ学校の地理の時間に大台ケ原は日本で一番雨の多い
ところだと学んだ記憶がある。
ここの鹿は人に慣れているのか全然逃げない。
悠然と草を食べている。
このように自然の動物を見ると、彼らの領域に我々は
侵入しているのだと認識させられる。
山頂は天気さえ好ければ富士山を遠くに望むことが
出来るらしいのだがさすがに今回は深い霧ですぐ近くも見えない。
とりあえず山頂に来たという事で10分ほどで歩き出す。
少し行くと木で造った登山道と言うか階段というか人工物の
通路を歩いて行くことになる。
これは、土のままの登山道を歩くことによって土が削れ道が
広がったり、崩れたりして植物の領域を侵食しないように
造られているのだ。
この、木でできた通路を4~500m進んでゆく。
そうしたら、これまたいかにも大台ケ原といった
倒木とイトザサの密集している場所に着く。
倒木の皮は鹿によって食べられてなくなり、ただ裸のままで
立っている。そこに、イトザサの群生がなんともアンバランスだ。
上の写真でもお分かりだと思いますが、霧はかなり出ており
雨も大粒の雨が降ってきていた。
私の服もびしょ濡れ状態でもあったし、
時間もそこそこ来ていたため、ここで引き返すこととした。
当日、晴れていたら断崖絶壁の大蛇粠(ダイジャグラ)にまで
向かう予定であったが今回は断念。
また次回チャレンジする機会があるでしょということで...。
(最終章へ)



