少し前に、住宅ローンの相談がありました
その方は、固定金利期間選択型の住宅ローンを組まれておられ、ちょうど切り替えの時期とのことで、「どうしようか」というご相談でした。
ここで、住宅ローンの種類を確認しておきましょう
住宅ローンの種類
金利タイプ別に、大きく分けて3種類あります。
1.全期間固定金利
・金利も返済額も完済まで変わらない。
・代表的なものとして「フラット35」など。
2.変動金利
・一般的に、半年に一回金利を見直す。
・金利が変動しても5年間は毎回の返済額が変わらず(※)、返済額に占める利息と元金の割合が変わる。
・5年ごとの返済額の見直しの際、返済額増減幅は25%以内
※ここが、皆さんがとても気にされるところで、
「変動だと、毎月金額が変わるの?」
「半年ごとに返済額が変わるの?」
と相談されることがありますが、5年は変わりません♪
見直しは半年ごと、金額変更は5年ごとと、覚えておきましょう
5年後に、過去5年分(半年ことに見直された分)が繁栄される、ということです
3.固定金利期間選択型
・3年や10年など、あらかじめ決められた期間の金利が固定。
・その期間終了後は、変動金利か固定金利期間選択型かを選択する。
・その時点で金利も見直し、返済額も変わることがある。
今回の相談者は、上記の「3」のタイプの方です。
では、どうしたら良いのでしょうか?
結論から言うと、、、
借入をしている金融機関に、
①そのまま固定にした場合
②変動に変えた場合
の月々の返済額と、返済総額について
シミュレーションしてもらうのが一番です!
今回の場合、相談内容が
「今度切り替えなのですが、このまま(固定のまま)で良いですよね?」
というものでした。
それに対して
・返済残高は?
・変動にした場合の金利は?
・固定にした場合の金利は?
と問いかけてみましたが、全て「わかりません」とお返事
それは、、、金融機関に問い合わせて自分で調べましょう
相談される時にいつもお伝えすることですが・・・
ご自身やご家庭の金融商品についてはしっかり把握しましょ♪
これまで知らなかったとしても、私もお手伝いするので一緒に把握していきましょ♪
「お客様でないとできないこと」「藤本ができること」の役割分担を確認して、協力して進めていきます。
で、この方の場合、調べてもらいました!
その金額をもとに私の方でも簡易計算してみたら。。。
変動にすると、約50万円支払い総額が削減できることが分かりました。
ただし、その時の金利水準によって変動があります
そこまで伝えると、
「じゃ、金融機関で実際のシュミレーションをしてもらおうかな」
という気持ちになったようです。
今回は、残高があまり多くなかったため、このくらいの削減幅でしたが、残高によっては100万円以上削減できる場合も多々あります。
このように相談に来られる方もいらっしゃいますが、日々の忙しさに追われて
このままでいいや
と、進めていく方が結構多い!
現在、世の中は物価も上がっていて、日本の社会保障もどうなるか分からなくて、不安になられている方も多いことでしょう。
ちょっと手間かもしれませんが、そのちょっとの手間で大切な財産のキャッシュアウトが削減できるなら、絶対にその方が良いです
ご自身の財産はご自身で守られければなりません。
そのために、面倒でもちょっと動いてみることをオススメします