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考えごとをしていたら朝になっちゃった。
昔の立ち上げを思い出した。

私が新規事業の面白さを体感したのは、26歳の時で、当時は派遣社員だったが、部長のような仕事をさせてくれた笑。

みんな訳もわからない中で、最善を考えて行動できたのは、当時の上司の器の大きさだ。
厳しい優しさを持っていた。
その時はわからなかったけど、離れてみてわかる。今でも大切な尊敬する上司。
母が『うちのじゃじゃ馬を宜しくお願いします。』と頭を下げたが、そんなレベルではないほど器の大きい人だった。

深夜まで働き、早朝から会議だったり、土日勤務もあった。知らない人たちの集まりは、衝突も頻繁で、これが1年続き壊れた。
上司は不在で、どうにもならず、さらに上の上司に『もう無理です』と泣きながら訴えたら、
『その状態ならない、まだ大丈夫。壊れる時はね、そんな冷静じゃないんだよ。あいつ(上司)を頼む。』
と笑って一蹴された。
なるほど、と納得した。

忙しいけど、飲み会は頻繁にあった。23時くらいから始まり、朝になることも多々。
愚痴をこぼす人はいなかったな。激しく飲み、激しい議論で、今の人が見たら喧嘩だな。
でも、情熱があった。厳しかった。

その後、出張中に(派遣社員は出張したらいけないらいく、あとで問題になったが)正社員になっていたw
電話で『正社員にしとくなぁー』って電話が来た。忙しくて、『はいはい。』と答えて、そのことすら忘れていた。

その後、様々な新規事業に携わったけど、成功可否は『人』だとわかった。
どんなに可能性がある事業でも、人が簡単に潰す。本来外に向くべきパワーがうちに向くのが人による弊害だ。

余計なパワーを外に向けるには対話しかない。
また、暇な人が愚痴をこぼすので、忙しくするのが一番だ。

マネージメントをするには必ず情熱が必要で、かつ厳しさもないといけない。人が絡むので、スマートに事は進まない。それを伝えるコミュニケーション能力が必要だ。環境が異なる人が集まり形成されることが多いので、馴染むまでに衝突は免れない。これはセオリーだ。
新規立ち上げのマネージメントと安定期のマネージメントの質は全く異なる。
ルーティン化したビジネスにしか携わったことがない人にはわからない。
これを経験できたのは私の財産だ。

苦労の先には幸せが必ずある。でもって妥協した瞬間に幸せも薄らぐ。本当に不思議。
仕事に取り掛かる際に、結果がわかるようになる。
怖いので真剣に取り組むしかない笑
どんどん要求も上がる。

この後、たくさんの事業に携わったけど、トップの情熱がなく、内向きの事業は、人が辞める率も高く、売り上げも永遠に上がらない。面白いくらいに失敗する。
でも、途中でトップが変わり、しっかりコミュニケーションをして、V次回復した事業もある。
優秀な人から抜けていくのが一般的だが、やり方次第で成功するというパターンも経験できた。

事業も部下の育成も子育て(したことないけど)みたい。愛情がないと育たないのだとわかった。
その時は疲れたけど、後になって経験となっていく。

いろんな経験をさせて頂き、今の会社に来て、新たに『リソース利用』を学んだ。
そこそこ人がいると、できるできないで人を選べるが、零細企業は人を選べない笑。
どんな状況でも最大に活用しなければならない。

異業種からだったのとビジネス習慣があまりに違い、たくさん衝突もしたし、今でもする。悪戦苦闘したけど、今は最高の状況だと思う。
議論を避ける人とは仕事は出来ない。

数人の会社でもこうなんだから、大手企業は大変だ。大きい会社の経営者って凄いと思う。たくさんの社員とその家族を守るプレッシャーには私は耐えられないなぁ。

5年があっっっっという間に経過した。
毎日毎日どうしたら会社が安定するか、いろんなビジネスを考え、自社の価値がなんなのかを考える。
人生ってまだまだ学ぶことがある。
生涯勉強なんだなぁ(p_q*)ちょっと疲れちゃった。

でも次のステージに行くためには、もっともっと勉強しなきゃなぁ( ̄ー ̄)
もっと経験者の話を聞かなきゃな。