先月青森県にお仕事で行きました。

東北の人って、本当に礼儀正しく、律義で大好きになってしまいました。

東北の人々が、東京での世知辛い毎日で忘れていた、

人とのつながりの大切さや本当の幸せについてなど、

たくさん思い出させてくれたよ。




そんなお礼をしたいので、東北に出張するときは、

できるだけ地域にお金を落として、東京で稼いだお金を回して行きたいと思うんだ。





というわけで、今回は漆塗りのお箸を買ってきたの。

丁度夫婦でお揃いだったお箸が壊れてしまったし、

いいのを探してたんですよね。




見つけたのがこちら。津軽工芸社さん。

丁度出店されていたのです。

青森県 漆塗り 津軽工芸社
もちろん、漆のことなんてわからないのだけど、

やっぱり艶のあるのは「日本製の漆」を使ったものなんですね。

その分高いのですが、漆塗りのお箸を作るには、

約50日の工程がかかるんだそうです。




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それを、この素敵な笑顔のおじ様が教えて下さいました。

こういう職人さんがどんどん居なくなってしまうのは、

本当に残念。

どうしたら残せるかといつも考えています。

やるべきことは決まっている。

でも体力(資金力)がない・・・

あと少し。新しいデータセンターを作ったら、

その会社と一緒に実現して貰おうっとラブ

青森県 漆塗り

おっと、、、話が脱線してしまった。



女性用の短いお箸もあるのですが、

お店の方が私は身長も高いので、長い方が美しく見えますよ!

と普通サイズをおすすめしてくれました。

青森県 漆塗り 津軽工芸社
そうなんだ!

お箸って持った時の姿まで考えるのね。

そんなこと考えたこともなかった。




この写真ではわかりづらいのですが、

お箸の先には滑り止めがぬってあって、

滑りやすいこんにゃくなんかも、ピタっと滑らず簡単に持てるんです。



漆は熱にも強いので、食洗機にも入れてしまってます。

木には湿気や熱はよくないのですが、漆でカバーしてるからいっか~と割り切ってます。

もし壊れたら私のせいです。

そうしたら、またおじさんから買うね。




おじさん、いつかもっとお金持ちになったら、

いまどきのデザインをしに行くね。

伝統は新しい時代に応じて伝承していくことなんだってある人が言ってたの。

きっと若い人と力を合わせればできると思うんだ。

日本のいいものを残したい。