FP3級の試験とは?? AFP・FP2級の試験とは? に続き、今回はCFPとFP1級について説明したいと思います。これまでのコラムではFP3級、AFP・FP2級の目指すメリットを色々述べましたが、正直申し上げますと学生のみなさんがCFP・FP1級を目指すメリットはあまりありません。なぜならCFP・FP1級を取る労力はAFP・FP2級と比べても比べ物にならないほど大変だし、勉強するための参考書もあまりでていないのが実情です。

 でも、どうしても取りたいという人のためにはFP1級よりもCFPをオススメします。なぜなら、FP1級の学科試験ではライフプラン、金融資産運用、リスク管理、タックスプランニング、不動産運用設計、相続・事業承継の6分野を一回で受けて合格しなければなりませんが、CFPは税理士と同じように科目合格制度を取っているため、全て一気に合格しなくていいのでこちらの方が若干楽だし、世間的にもCFPの方が認知度が高い(日本を含めた20ヵ国で活躍できる)合格率はFP1級の学科で5%~10%に対し、CFPでは6科目一発の場合は7%、科目合格だと30%~45%程度となっています(CFP試験を受けることができるのはAFP合格者のみのため、合格率以上に厳しいしけんでなのであしからず・・・)。

 前置きはこのくらいにしといて受験資格に移りたいと思います。FP1級の学科試験の受験資格は①FP2級検定試験に合格※1②5年以上のFP実務経験を有する者で、実技試験の受験資格は①1級学科試験の合格者②日本FP協会CFP認定者および合格者となっています。FP2級試験の受験資格よりもかなりややこしくなりましたね。一方、CFPの受験資格は①20歳以上のAFP認定者②協会が認めた大学院で、所定の単位を取得した者となっています。

 AFP・FP2級の試験の学科試験・実技試験ともほとんど同じ制度でしたが、CFP・FP1級では全く違います。CFPは各科目ごと四肢択一の50問(120分)が出題され、合格率は非公表となっています※2。6科目全て合格し、3年以上の実務経験を積むことでCFPになることができます。一方、FP1級の学科試験は基礎編の四肢択一の50問(150分)と応用編の記述式・事例形式で5問ほど出題(150分)となっています。さらに学科試験を合格した者のみがうけることのできる実技試験は金融財政事情研究会 が口頭試問形式(半日)で、日本FP協会 が筆記試験と記述式(合計120分)です。合格点は学科試験が120/200で合格、実技試験は金融財政事情研究会 が120/200、日本FP協会 が60/100で合格です。

 色々ややこしい試験制度ですが、CFP・FP1級を目指すみなさん6月の受験日まであと一ヶ月ほど。頑張ってください。


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※1 日本FP協会金融財政事情研究会 どちらでも可。

※2 合格点は非公表となっていますが、だいたい6割となっています。




FP研究会の三役のうち会計に変更がありましたので報告いたします。


会計:辻雄基(商3)→葉大誠(商3)


他の三役には変更はありません。

 出だしから、厳しいことをいうとFPを取ったとしてもすぐに採用となることはないと思います(これはAFP・CFPも同じです)。なぜなら、FPという資格は 資格をとったからうんぬんよりも実際の業務経験が重視される資格なので業務経験のない『学生をFPを持っているから採用』とはならないからです。また、インパクトが弱い理由としてFP等の資格は名称独占資格(中小企業診断士・社会福祉士)であって、弁護士・公認会計士・税理士・宅建※1等の独占業務資格等とは違うという理由もあります(名所動く千資格・独占業務資格の違いは末尾に記載)。

 ですが、AFP・FP2級という資格はは就職してから生きてきます(業界にもよりますが・・・)。現在、銀行・保険・証券・不動産等の業界ではFPの需要は大いに高まっており、金融業界では入社後、AFP・FP2級の受験を課すところが多くあります。しかも、この試験に受からないと昇給や昇進につながらないという厳しい現実・・・。何回も申し上げたようにAFP・FP2級の合格率は15%~30%程度なので、平日働いて、土日に勉強して受かるのは大変です。実際、AFP・FP2級試験が競争試験でもないのにここまで合格率が低いのは十分な準備の出来ていない会社員の方が多く受けているために合格率がここまで下がっているのでしょう。

 厳しいことを言いましたが、もちろんFP資格を学生のうちにとっておくメリットはあります。そのメリットとは、金融業界を目指す学生がFP資格を取るということは少なからず人事の方に金融業界に対して興味があるということをアピールできますし、入社後、会社から取るように言われ、平日のノルマに追われながら土日に勉強するよりも時間のある学生の方がずっと容易に取得できることなどがあります。

 まとめますと、就職してから企業内で活躍、あるいは日常生活を送るにはAFP・FP2級程度の知識を持っていても損はないと思うので学生のうちに取っておいても損はないとおもいますビックリマーク目先のことにとらわれずに将来を見越してFPをめざしてみませんかはてなマークはてなマーク


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名称独占資格・・・業務そのものは資格がなくても行うことができるが、資格取得者 以外のものにその資格の呼称の利用が法令で禁止されている資格。つまり、FP試験に合格しなければFPと名乗ることができないということ。

独占業務資格・・・特定の業務に際して、特定の資格を取得しているもののみが従事可能で、資格がなければ、その業務を行うことが禁止されている資格。つまり、企業を監査するためには公認会計士にならなければならないということ。


※1 宅建は独占業務資格であるとともに必置資格でもある。

 ここではAFP・FP2級技能士の説明をしたいと思います音譜

 AFPは民間資格で、FP2級技能士は国家資格だということを以前も説明しましたが、今日はさらに詳しく説明したいと思います。

 まず、FP2級試験を受けるためには色々制限があります。受験資格は①3級FP技能検定合格者、②2年以上のFP実務経験を有する者、③日本FP協会 認定研修修了した者のいずれかを満たした者がFP2級技能士検定を受けることができます。なお、③の日本FP協会 認定研修修了をした者はFP2級試験を受け合格するとFP2級技能士、AFPになることができます。つまり、①、②のみを満たした人は試験に合格するとFP2級技能士になることができ、③を満たした人はAFP・FP2級技能士になることができます。ですから、通常大学生がFP2級試験を受けようと思っても受けることができません。FP3級に合格するか、日本FP協会 認定研修を修了(詳細は本文の末尾にて)して受験資格を満たす必要があります。 

 出題形式はFP3級試験同様、午前の学科試験、午後の実技試験からなっており、両方に合格することで晴れてFP2級技能士(受験資格の③を満たした人はAFP)になることができます。学科試験はマークシート形式の四答択一式(いわゆる4択)の60問が出題され、実技試験は択一、語群選択、空欄記入からなる記述式です。合格点は学科試験は日本FP協会 ・金財とも60点満点中36点以上で合格で実技試験は金財が50点満点中30点、日本FP協会 は100点満点中60点で合格となります。

 では、試験の合格率はどうなっているのでしょうか?試験内容は内容はライフプラン、金融資産運用、リスク管理、タックスプランニング、不動産運用設計、相続・事業承継の6分野で同じですが問題は異なるため、合格率は日本FP協会 が約15%~25%(前回は21.95%)で金融財政事情研究会 は29%~53%(前回は29.67%)と日本FP協会 の方が難しくなっています。合格率はFP3級と比べてだいぶ上がっていますが、3ヶ月から6ヶ月ほど勉強すれば十分に合格することができます。

 なお、AFP試験を実施している団体は日本FP協会 で、FP2級試験を行っているのは金融財政事情研究会 です。どちらの試験を受けてもFP2級技能士になることができます。



詳しいFP技能士検定の体系はこちらから→金財HP

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 受験資格の③で日本FP協会 認定研修の修了といわれても何のことだかという人は多いはず。具体的な例を挙げると大手予備校の行っているFP講座や大学で行われているFP講座を受け、提案書を書いて合格することでFP2級試験の受験資格を得ることができます。(提案書に関しては後日、詳しく説明します)

 「何か資格を取りたい・・・。だけど、何をとっていいのかわからない・・・」そのような学生にこそFP3級が向いています。なぜ、FPがいいのかというと、それは私たちがFP研究会だから・・・ではなく、FP3級は年に3回も試験チャンスがある上に独学でも短期間で合格することができるからです。

 私たちがFP3級を薦めるのはこれだけではありません。以前、FPになるにはどうすればいいの? でFPの試験範囲は非常に広く、ライフプラン金融資産運用リスク管理タックスプランニング不動産運用設計相続・事業承継の6分野だと説明しました。これだけ範囲が広いと「自分にできるのだろうか?」と不安になる方も多いのですが、逆にこれがいいのです。分野が広いということは一つ一つの分野の内容はとても浅いのです。ですから、実際に本屋さんで参考書を見てみると分かるのですが、宅建行政書士 とかの他の資格の参考書と比べて格段に薄いですよね。しかも、中を開いてみると難しい法律用語を分かりやすく噛み砕いて説明してくれているので容易に理解することができます。さらに、FP3級の試験とは?? でも申し上げたようにFP3級技能士試験は国家資格でありながら合格率が50%から70%と高いので資格受験の初心者でも身構えずに気楽に受けることができます。

 FP3級での知識は合格後、さらに効力を発揮します。当然AFP・FP2級にステップアップする選択肢もありますすが、何度も申し上げているようにFP試験は範囲が広いので、勉強しているうちに不動産運用設計に興味を持ったら宅建 等の不動産系の資格を金融資産運用に興味を持ったら簿記証券アナリスト 等の金融系の資格をタックスに興味を持ったら税理士 を目指すなど様々な資格にチャレンジすることができます。実際にFP研究会の三役を始めとする会員の多くが簿記CFP中小企業診断士証券アナリスト証券外務員二種宅建 等の資格を目指したり、取得したりしています。つまり、FP3級はあらゆる資格へステップアップを図れ、自らの知識や自信を高めてくれる資格なのです音譜

 なにをとろうか迷っている学生にはFP3級がオススメですビックリマーク


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