こんにちは、
ファイナンシャルプランナーの茂木です。



5月22日の国内債券市場では、
長期金利の指標となる
新発10年国債の利回りが上昇して
一時1%台に乗せました。


日銀は3月にマイナス金利の
解除などを決定しましたが、


市場では日銀が金融政策の
正常化を早めるという見方強いようで


10年国債利回りは4月以降、
上昇傾向でした。


こうしたなか、
日銀が5月13日に残存期間
5年超10年以下の国債買い入れ額を
減額し


それが、
10年国債利回りを1%台へ押し上げた
要因と思われます。



5月13日の国債買い入れ減額は、
残存期間5年超10年以下の国債について、
500億円の減額でした!


それ以降、減額は実施されていません。。。


ただ、5月23日に実施された
残存期間1年超3年以下の国債の買い入れで、
応札額が通知額に届かない
「札割れ」が発生しました。



これは国債に対する
投資家の需要が強いことを
表しています!

 

そのため、
日銀は今後、残存期間1年超3年以下の国債の
買い入れ額を減らすと思われているようです。



仮にこの先、
長期金利の大幅な上昇が
一本調子で続いていけば、
家計の住宅ローン金利や
企業の借入金利の上昇などにつながり、
実体経済にも影響があるんですが、



現時点で日銀がそのような
政策をとることはちょっと考えにくく
長期金利の大幅な上昇は
ないのかなといわれているようです。