こんにちはファイナンシャルプランナーの茂木です。
最近モノの値段が上がってますよね？
毎日毎日、何品目が値上げとか
ニュースで繰り広げられています。
いままで物の値段が上がらなく、
50代の方もきっとそんな経験をされた方が
いなかったと思います。
やっと日本は長期デフレから脱却して
景気回復と経済成長のため物価上昇させてきました。
ちなみに仮にアベノミクスの目標は
物価上昇率2%の目標があります。
今年は既に去年と比べると3.1％上昇しています。
じゃあ仮に2％で計算すると
毎年物価が1.02倍になっていくということです。
現在25万円で購入することができていたものが、
30年後は45万2,840円必要になってしまいます。
このようにお金の価値は物価上昇により
目減りしてしまうのです。
国が政策を掲げている以上、
将来の物価上昇は避けて通れません。
このままモノの値段が上がらなければいいのに…
なんて思うかもしれませんが、
インフレを促すことで消費活動は活発になります。
そして、雇用が増え、
企業の利益も増えて業績が回復、
従業員の賃金上昇につながります。
しかし、これから賃金が上がっていけばいいんですが、
日本の企業は2極化しており、
賃金がいつまでたっても上がらない
なんてことも…。
でも仮に自分の賃金が上がってくれたとして。。。
給与所得があるうちは、
これから少しずつでも賃金が上がれば、
物価上昇について対応することができます。
しかし、30年後はほとんどの方は
老後を迎えています。
主な収入源は年金です。
年金は物価上昇に伴い、
支給額が上がるのでしょうか？
答えは、物価上昇とは比例して年金が上がることはありません。
実質的には目減りとなります。
そして少子化により公的年金の加入者数が減少する一方で、平均寿命が伸びて年金支給額が増加してるわけですね。
年金の他に老後に必要なお金を用意しておくとなると、
今から少しずつ準備をしておいた方が良いということです。
そこで大切なのことは将来お金がふえる方法で
準備ができる手段を選択することです。
例えば100万円があったとしても、
タンス預金では30年後も100万円です。
これでは物価上昇に対応することができません。
老後資金の準備は、
まず年金以外にいくら必要かを算出し、
貯蓄できる期間がどれくらいあるかがわかれば
具体的な方法を検討しやすくなります。
しかし、自分で必要な貯蓄額を算出したり、
ふやすための金融商品を選択することは難しいので
ファイナンシャルプランナー等の
お金のプロに相談してみるのもよいかもしれません。
30年後、物価が上昇していても
困らない準備をぜひしてくださいね！