こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの茂木です。


さて今、物価高が世界中で起き、
金利が上がっている中、
日本はなんで異なる状況にあるのでしょうか?



それは日本の物価上昇率はインフレが他の国に比べると、
比較的軽度におさまっているからです。


アメリカの消費者物価指数の上昇率
前年比10%近くまで上昇しましたが


日本の場合はせいぜい3~4%程度。
日銀としては、これはあくまで「一時的な動き」であって、
先々また物価は下がっていくだろうと、
金利を上げませんでした。



では、なぜ日本の物価上昇率は
4%程度におさまっているのでしょうか?



そこには根本的な経済成長率の弱さが関係しています。



経済の成長率は
いろいろな指標で見ることができるんですが、、、


一番分かりやすいのが潜在成長率というもので、
日本が年間0.5%程度であるのに対し、
アメリカは2%を超えています。


つまり、日本の経済成長力が弱いために、
世界的な物価高の状況においても、
物価も金利もそれほど上昇せず、
特殊な国になっているというわけなのです。



そうは言っても、
日本でも物価は少なからず上昇し
生活を直撃しています。


食料品や日用品はもちろんのこと、
部活で必要なグッズなどにも
影響が出ているかもしれません。



みなさんは、「為替」と聞くと
何やら難しく感じてしまうかもしれません。


しかし、円安や円高など
変動しながら経済の主役になり得るのが為替です。


そんな為替を知ることは実はすごく簡単で
たった1つ、米ドルの動きに注目すればいいだけなんです。



米ドルは世界一の経済大国である米国の通貨であり、
また基軸通貨と言われ、世界で最も取引されている通貨です。



その米国の経済動向や米ドルの動向で為替相場は決まるので、
米ドルの動向を追いかけていけば、
世界経済の全体像、世界の動きが見えてきます。



日本や世界がこの先どんなふうに進んでいくのか、
予測するのは簡単ではありません。



でも、自分の未来のためにできることはたくさんあります。
たとえば、日本円だけではなく、
米ドルやユーロ建てといった外貨資産を持つこともその1つ。



将来、自分の資産を形成していく際には、
外貨資産を増やしていくことを意識してほしいと思います。



同時に、米ウォール・ストリート・ジャーナルや
英フィナンシャル・タイムズなどの
海外の主要な経済メディアに触れながら、
世界の情報を入手することにも慣れてほしいと思います。