こんにちは!

ファイナンシャルプランナーの茂木です。

 

 

先日、日本銀行が本日開催した

金融政策決定会合で、

YCCを今まで以上に柔軟化しました。

 

 

これまでは国債買入れによって

長期金利を1%以下に抑え込んできましたが、

今後は1%以下に抑え込むことはせず、

1%を一定程度上回ることを容認します。

 

 

この報道を受けて、

日経平均株価は上昇したほか、

円安が進行して1ドル150円台なりましたねぇ

 

 

 

日銀の総裁が黒田さんから植田さんに交代して、

金融政策の変更が意識されていたのですが、

 

 

その中で注目が集まっているのが

「YCC(イールドカーブコントロール)撤廃」です。

 

 

2023年6月16日開催の日銀の

金融政策決定会合では、

 

 

このYCCの撤廃があるかに注目が集まっていました。

 

 

なので今回はYCCとは何か、

撤廃されるとなにが起こるのかみていきましょう!!

 

 

YCC(Yield Curve Control、イールドカーブコントロール)とは、

中央銀行が国債の利回り(Yield)を

コントロールする金融政策を指します。

 

 

 

 

国債には2年物や10年物などさまざまな種類があり、

種類によって利回りが異なります。

 

 

これらの利回りをグラフに書き込み、

線でつないだものが「イールドカーブ」です。

 

 

 

YCCのために中央銀行は大量の国債を買い込みます。

その結果、資産に占める国債の割合が高まっていくため、

含み損を抱えるリスクが大きくなってしまうのです。

 

 

また、金利を低く維持するため、

経済活動が活発化するのですが、

その反面「インフレ」が進むリスクが高まります。

 

 

 

日本国内でも物価が上昇してきており、

撤廃によって、株式市場にどのような影響があるか…というと

 

 

 

YCCが撤廃されると、

株式市場に下落圧力がかかりやすくなります。

 

 

 

理由は、利上げが連想されて

景気の悪化が意識されることと、

高PER銘柄はもちろん、

株式自体の割高感が意識されるためです。

 

 

 

YCCが撤廃されると、

将来的な利上げが連想されます。

 

 

 

利上げがおこなわれると、

銀行からお金が借りにくくなるため、

企業は設備投資を控えます。

 

 

 

これによって、企業の成長が鈍化するとともに、

世の中の金回りが悪くなるため、

景気が悪化すると予想されるのです。

このため、株式市場には

落ちちゃうという圧力がかかるわけですねー。

 

 

これを買いとみるか、

売りとみるか、、、難しいですが、

 

 

このように株価っていうのは

上がったりさがったりとするものですので

一喜一憂せず、長い目線でぜひ見ていってください!