こんにちは!
ファイナンシャルプランナーの茂木です。
現時点、まだまだ米国債の金利が高いですね。
国債の金利が上がるってことは、
国債自体の値段は下がっているし、
金利は良いということなんですが、
じゃあ今って米国債って買い時なんじゃないの?
ってことなんですが、
答えはYESです。
また次週、債券の買い時の条件は
お伝えしいきますが、
そもそも債券と金利について
おさらいしていきます!
債券の価格は景気や
経済の情勢によって変化するんですが…
実は、債券価格の上昇と下落には法則があり、
金利の上昇と下落が大きく関係してるんですね!
まず債券価格とは流通市場で
取引される債券を
取引する価格の事を言います。
債券は発行市場で基本的には
100円で発行されます。
購入した債券は購入時にお約束している
利息と償還日に受け取れる償還金は変更しません。
つまり、債券は満期で利益を受け取る場合は
利益が固定である、変動のない金融商品なわけです。
ただ、満期を待たずに
債券を時価で売却したい場合は
変わってきます。
100円で発行された債券を
流通市場で売却を行うと、
売却した時の景気や経済の情勢によって
債券の価格が変動します。
たとえば、金利が上昇すると
債券の価格は下がり、
金利が下落すると債券の
価格は上がるのです。
金利2%、元本100円で
購入した5年満期の債券があったとします。
満期で受け取ることが出来る額は
110円になりますが、
これを途中で時価売却する事にしました。
売却時の時点で金利が上昇しており
新しい債券は金利3%だったとします。
金利2%の古い債券では
受け取れる利益も
少なくなってしまうので
誰も欲しがりませんし買ってくれません。
金利3%の債券が同じ償還期間の
満期で受け取れる償還金は
115円になるわけですから、
古い債券の価格は新しい債券の
利益と古い債券の利益の差額を引けば良いので、
100-(15-10)=95円で販売すれば
購入してもらえる様になりますよね?
また逆に、
金利4%、元本100円で購入した
5年満期の債券があったとします。
満期で受け取ることが出来る額は
120円になりますが、
これも途中で時価売却する事にしました。
しかし、金利が下落し、
新しい債券は金利3%で発行されてるとします。
発行されている債券は金利が3%です。
売却したい債券は金利が4%なので
同じ価格で売却するのは損になります。
金利3%の債券が満期で
受け取れる額は115円です。
古い債券の価格は
古い債券の利益と新しい債券の差額を
足せば良いので、
100+(20-15)=105円で
売却する事が出来るというわけです。
また専門用語ですが、
流通市場で債券を購入した際に、
発行された額面である100円を
上回っている状態で購入することを
オーバーパーと言います。
債券が額面と同じ状態である場合を
パーと言うので、
それを上回った額で購入している事を指します。
流通市場において105円で債券を購入した場合、
償還日に返済される元本は100円になります。
5円損をしている事になりますね。
これを償還差損と言います。
流通市場で債券を購入した場合でも
利息は支払われますので、
利息収入で償還差損した額を補う事が
出来る場合はオーバーパーである債券を
購入しても損をしない場合があります。
逆に額面を下回っている95円で
購入した場合はアンダーパーと言います。
こちらも償還日に返済される元本は
100円になります。
金利が上昇している時に売却すると
債券の価格は下がり、
それを購入する場合
はアンダーパーで債券を購入した事になります。
金利が下落している時に売却すると
債券の価格は上がり、
それを購入する場合はオーバーパーで
債券を購入した事になるわけです。
償還日に利益を受け取る場合は
利益が確定している債券ですが、
時価売却する事によって
メリットとデメリットがある事があることを
知っておいてくださいね!
ぜひ、みなさん債券について正しい知識を身に着け、
より景気や経済の動向を注視し、
計画的な投資をすることを心がけてくださいね!
債券購入にご興味ある方は
どんなものがあるかご相談にのれますので
ご連絡お待ちしてます!

