おはようございます、赤い鯉人です。

今週の水曜日は、有給を取って1日、お休みだったので、

思い立って早朝に家を出発して宇都宮に行ってきました。
目的は、一之宮御朱印めぐりと、宇都宮LRT、そして餃子です。

朝6時に家を出発して、まずは赤羽に。

赤羽から宇都宮線の快速に乗るつもりが、宇都宮線が朝から

ダイヤが大幅に乱れていたため、2千円弱を追加で払って

東北新幹線なすの号で宇都宮に到着したのが7時50分頃。
しばらく、ホームで新幹線を眺めながら、写真を撮ったりします。

通過する新幹線が猛スピードで駆け抜けていきます。ウットリ。

 

(猛スピードで通過していく新幹線にウットリ)


宇都宮LRTは、2023年8月の開業です。

宇都宮駅東口と芳賀・高根沢工業団地の間の14.6キロを結び、

通勤客の利用の多い平日は約1万人の利用者がいるそうです。

(R6.2.12付『日本経済新聞』朝刊)

 

 

昨今、鉄道をめぐっては、特に地方において赤字路線の廃線や、

災害で被害を受けた路線が復旧に至らないなど、厳しいニュースが

多い中で、同路線は新規に開業した珍しい例です。

同路線の利用は順調で、開業1年目から黒字が視野に入っているほか、

宇都宮ではマンションの建設が促進されたり、地価が上がったりするなど、

地域に好循環をもたらしており、注目を集めています。


私が宇都宮駅東口を乗車したのが8時10分頃で、

混雑というほどではないのですが、座席はすべて埋まり、

立っている乗客もかなりいるような状況でした。
車両は低床で、歩道から段差なくスムーズに乗降できます。

駅のホームで整理券を取って現金払いもできるのですが、

ドアの両サイドに黄色と緑のIC読み取り機が2個ずつ設置され、

緑が「乗るときタッチ」、黄色が「降りるときタッチ」となっており、

一目で使い方が分かります。ユーザーフレンドリーです。

 

(段差なくホームまで行くことができます。)

 

(車両に乗り込むときも段差はありません。)

 

(いかに低床なのかが分かるかと思います。)

 

(ICカードは使い方が一目で分かる、ユーザーフレンドリー。)

 

(整理券を駅で発券して、現金で支払うこともできます。)


宇都宮東口からしばらくは路面電車として道路を走り、

車両基地のある平石という駅辺りから専用軌道に入ります。

そこからしばらく田畑が広がる中を専用軌道で走り、

最後の数キロは工業団地の中を再び路面電車になって道路を走ります。

乗客のほとんどは終点の「芳賀・高根沢工業団地」で降車しました。

終点駅の周辺には駐車場が広がり、HONDAの仕事服を着た方が多数、

出勤されていました。
 

(終点の「芳賀・高根沢工業団地」駅。)

 

(スタイリッシュな車内。車内の照明が間接照明のように

なっていたり、つり革も人間工学に配慮した形状のようです。)

 

途中駅には学校(宇都宮大学のキャンパスや作新学院大学、高校、小学校など)もあり、

通勤・通学の需要のほか、ショッピングモールやスタジアムなども

あったようなので、買い物やレジャーのニーズもあると思われます。

途中駅「清原地区市民センター前」付近では、バスターミナルや駐車場も整備され、

パーク・アンド・ライドや、パーク・アンド・バス・ライドが行われている様子も

見て取れました。

いかに利便性を高めて幅広い利用目的の乗客を取り込むか、駅近辺だけでなく、

駅から少し離れたところに住んだり、通勤したりする乗客まで利用を広げていくか、

ということが重要になるかと思いました。

 

宇都宮のLRTは宇都宮駅の西側への延伸も計画されているそうです。

現在、宇都宮LRTが運行している東口は、どちらかというと宇都宮の

裏口という感じで、西口側が県庁や市役所、二荒山神社、餃子通りなど、

行政、経済、文化、観光の中心と思われます。

西口側の活力をいかに利用者として取り込み、既開業区間も合わせて

活性化させるのか、手腕の見せ所だと思います。

 

東京から2時間ほどの人口50万人規模の中核市である宇都宮市。

ここでLRTによる街作りが成功したならば、同じような規模の都市、

例えば、水戸市や高崎市でも導入の余地があるかも知れません。

そういう意味で、壮大な実証実験として、街作りに携わる多くの人が

その推移に大きな期待感を持って見つめています。

 

さて、ひとしきり、LRTを見学してから宇都宮駅東口に戻ってきて、

今度は西口に向かいます。
駅前の餃子の像に御挨拶をしてから、お昼になる前に餃子屋さんを

二軒回って焼き餃子と水餃子をいただきました。

 

(餃子像)

 

(市内を流れる田川。美しいです。)

 

一軒目が「餃天堂シンボルロード店」で、開店直後の平日10時30分頃に

入店すると先客は1名でした。

モチモチした皮と小籠包のようなフォルムが独特な餃子でした。

食べると肉汁が噴き出します。

 

 

二軒目が「香蘭本店」で、宇都宮餃子のレジェンド的なお店のようです。

敬意を表して開店30分前の11時に先頭で並びました。平日ということもあり、

11時30分の開店時点で並んでいたのは3名でした。

入店して焼き餃子と水餃子を注文すると、10秒くらいで焼きたての焼き餃子が

出てきたのは、あまりの速さに驚きました。

焼き餃子もさることながら、水餃子の美味しさは特筆ものでした。

口コミを見ていると揚げ餃子も美味しいそうで、今度は揚げ餃子にも

チャレンジしてみようと思いました。間違いのない美味しいお店でした。

 

(敬意を表して開店30分前に並ぶ。)

 

(焼き餃子。まず1枚目を焼いた状態で開店するようで、

開店直後は、注文から10秒ほどで提供されます。神速。)

 

(水餃子。中華スープの中にゴロゴロと大ぶりの餃子が茹でられており、

まずはそのまま1つパクリ。スープも一口頂きます。)

 

(それから、卓上の醤油・酢・ラー油を直接スープに入れて、

スープに味を付けていただくそうです。餃子にもしっかりと味が付いており、

非常に美味でした。)


腹ごしらえをしてから、下野国一ノ宮宇都宮二荒山神社に参拝します。

長くなってきたので、続きは次回の日記に譲ろうと思います。