宙組公演の全面中止

https://kageki.hankyu.co.jp/sp/news/20231117_2.html 

をうけ、ジャーナリストの椎名さんから次の呼びかけがありました。

https://twitter.com/reishiina01/status/1731945308169650431?t=9ltZEKQkOB0wkNMp50sJPQ&s=19 

 東京PAGAD公演の中止発表、今は仕方がないが芹香さんや生徒さん、ファンの気持ちを思うとやるせない→Mさんも月への組替え中止に→実は報道で実名や顔写真さらされて、とても舞台に立てる状況でないほどメンタルが参っている方もいて心配されている。

宙組生徒さんのメンタルが不安定なだけでなく、劇団にはかなり過激な抗議が殺到しているよう、生徒やファンの安全面を考えて公演中止になったとか、宙組の生徒さんにハガキで励ましのお手紙を送ってあげてください。


これをうけて、私もこんなおはがきを出そうと思います。



悪いのはふみはるの捏造報道、それに毅然たる態度を取らず、生徒のケアにも関心を持たなかった上層部ではないでしょうか。

https://twitter.com/reishiina01/status/1729143075069673855?t=BxotO2XPTU4eJd4ycLG8nQ&s=19 

 宝塚歌劇団は新しい国民劇を作りたいという小林一三先生の方針の下、宝塚音楽学校や宝塚歌劇団では音楽や舞踊、演劇を通じた人間教育に重きを置いた指導をしてきたと思われます。その伝統は今にも受け継がれ、時代に合わせた形で人間教育をしてきたのでしょう。そのような意味において、宝塚音楽学校や宝塚歌劇団は多くの女性の学舎(まなびや)であり、400名の女性たちが集う「核」となっている歌劇団を解散するということの社会的損失は非常に大きいでしょう。

もとより日本は人口減少という大きな問題を抱えています。地球温暖化などの地球規模の課題を解決していくためにも、宝塚音楽学校や宝塚歌劇団でこれからの女性をしっかりと育て、社会へと送り出すということは、今を生きる宝塚ファンの責務だと思われます。

これまで、宝塚歌劇団には問題があったことでしょう。それが一気に吹き出し、存亡の危機にあるのはわかります。

しかしそれがもし週刊誌の捏造報道が原因だったとしても、これだけ多くの女性が集う場を社会からなくしてしまうことをのぞみますか?

それよりも、存続させて改革を図ることの方が、彼女たちの生涯にとっても、そして日本社会にとっても、大きな意味があるはずです。「出来の悪い子は追い出してしまえばいい」という姿勢ではなく、視座を高く持ち、長期視点で考えるべきです。

宝塚歌劇団や宙組の社会的なレピュテーションを考えれば、いま組廃止、劇団廃止、音楽学校廃校にしてしまうことは簡単かも知れません。しかし一度根絶やしにしたものは二度と再生しません。400名近くの女性が目標をひとつに持ち、打ち込むものを持てるという環境を、今からゼロから作り上げることの困難さ、人的、社会的コストを考えれば、宝塚音楽学校や宝塚歌劇団は兵庫県にとっても、演劇界にとっても、そして社会にとっても、大きな財産であるはずです。

廃止や廃校にするのではなく、もういちど立て直すということに向き合い、演劇界や社会全体で女性の成長を見守る姿勢を保つべきではないでしょうか。

みなさんの公正公平な議論を望んでいます。